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鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

ドル全面安→反動の兆しなしも要警戒?

●今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)
作成年月日2010年10月03(日)

▲ドル円ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
平均乖離幅0.1450 現状乖離幅0.1385→0.1459
A)100÷114.80=0.8711 B)1÷1.3790=0.7252
(A−B=0.1459)
先週の弱めの売りシグナル84.25円から若干下落しており、今週は買い戻しを伴い、様子見83.25円が点灯している。中期チャートにおいては、依然として、強めの買いシグナルが点灯しており、83円割れからの押し目買いに妙味が生じている。★(様子見)

▲ユーロドル(ユーロ円−ドル円)
平均乖離幅26.50円 現状乖離幅 29.45→31.55円
先週の強めの売りシグナル1.3496から更に上昇に転じており、今週は強い売りシグナル1.3790が点灯している。中期チャートにおいては、通常の売りから、強めの売りシグナに移行しており、1.38前後からのナンピン売りに妙味が生じている。 ★買いターゲット (1.2850〜1.2950)

▲豪ドル(ドル円−豪ドル円)
平均乖離幅9.50円 現状乖離幅 3.45→2.25円
先週の強めの売りシグナル0.9591から更に上昇を速めており、今週は強い売りシグナル0.9730が点灯している。中期チャートにおいても、強い売りシグナルが点灯しており、現状レベルからのナンピン売りに妙味が生じている。
★買いターゲット(0.9000〜0.9200)

▲NZドル(ドル円−NZD円)
平均乖離幅25.00円 現状乖離幅 22.40→21.35円
先週の通常の売りシグナル0.7341から上昇に転じており、今週は強めの売りシグナル0.7435が点灯している。中期チャートにおいても売りシグナルが点灯しており、現状レベルからのナンピン売りに妙味が生じている。★買いターゲット(0.7050〜0.7150)

▲カナダドル(ドル円−カナダ円)
平均乖離幅3.00円 現状乖離幅 2.05→1.70円
先週の買いシグナル1.0249から若干下落しており、今週は強めの買いシグナル1.0208が点灯している。中期チャートにおいては、弱めの買いシグナルが点灯しており、1.0200割れからのナンピン買いに妙味が生じている。★売りターゲット (1.0350〜1.0450)

▲ポンドドル(ポンド円−ドル円)
平均乖離幅46.00円 現状乖離幅 49.05→48.70円
先週の売りシグナル1.5822から若干上昇しているが、今週も引き続き通常の売りシグナル1.5850が点灯している。中期チャートにおいても同様に通常の売りシグナルが点灯しており、1.59前後からのナンピン売りに妙味が生じている。★買いターゲット (1.5300〜1.5400)

▲ドルスイス(ドル円−スイス円)
平均乖離幅3.00円 現状乖離幅(−)1.35→(−)2.25円
先週のパリティ割れ0.9842から、更に下げ足を速めており、今週は強い買いシグナル0.9737が点灯している。中期チャートにおいても、強い買いシグナルが点灯しており、現状レベルからのナンピン買いに妙味が生じている。 ★売りターゲット (1.0300〜1.0400)

▲オセアニア通貨裁定取引
平均乖離幅16.00円 現状乖離幅 18.95→19.10円
乖離幅が拡大中、短期・中期チャート共に、豪ドル売り・NZドル買いの仕掛け局面に突入している。過去の週間ごとの経緯は以下の通り。20.35→19.90→18.40→15.95→16.65→13.80→15.25→15.05→14.25→13.50→14.55→13.75→14.80→15.55→16.20→15.90→15.90→16.65→16.65→18.10→18.95→19.10円

▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円
2007年度平均279円、2008度平均は255.20円。2009年度第1四半期平均216円、第2四半期平均230.00円、第3四半期228円、4四半期223円。2010年度1月平均222.70円、2月平均213.90円、3月平均213.50円。4月平均219.40円、5月平均208.60円、6月平均201.85円、そして、7月平均は199.40円、8月平均は196.50円。9月第1週は193.25円、9月第2週は191.20円、第3週は197.65、そして、今週は、ユーロ円114.80+ドル円83.25=198.05円と円売りが加速中。 (目安*200円以下は円売り局面⇔220円以上は円買い局面)

★欧州3大通貨
▲ユーロポンド ユーロ円―ポンド円
平均乖離22.00円 現状乖離幅 19.60→17.15円
先週の売りシグナル0.8530から上昇に転じており、今週は強めの売りシグナル0.8700が点灯している。中期チャートにおいては様子見から売りシグナルに移行しており、現状レベルからのナンピン売りに妙味が生じている。 ★買いターゲット(0.8350〜0.8450)

▲ユーロスイス ユーロ円―スイス円
平均乖離26.50円 現状乖離幅 28.10−29.30円
先週の弱めの売りシグナル1.3283から上昇を速めており、今週は通常の売りシグナル1.3427が点灯している。逆に、中期チャートおいては強めの買いシグナルが点灯しており、1.3200〜1.600のレンジ相場を形成している。 ★買いターゲット(1.3200〜1.3250)

▲ポンドスイス ポンド円―スイス円
平均乖離48.50円  現状乖離幅 47.70→46.45円
先週の買いシグナル1.5572から下落に転じており、今週は通常の買いシグナル1.5433が点灯している。中期チャートにおいては強めの買いシグナルが点灯しており、1.54割れからの押し目買いに妙味が生じている。★売りターゲット (1.5800〜1.5900)


プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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