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鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

ドル全面安→為替操作国は米国>中国>日本?

●今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)
作成年月日2010年9月19(日)

▲ドル円ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
平均乖離幅0.1200 現状乖離幅0.1477→0.1269
A)100÷111.85=0.8940 B)1÷1.3036=0.7671(A−B=0.1269)
先週の強めの買いシグナル84.20から介入操作によって上昇を速めている。今週は弱めの買いシグナル85.80円が点灯している。中期チャートにおいては、強めから通常の買いシグナルに移行しており、85円割れからの押し目買いに妙味が生じている。(売りターゲット86.50円)

▲ユーロドル(ユーロ円−ドル円)
平均乖離幅24.00円 現状乖離幅 22.80→26.05円
先週の様子見1.2708から上げ足を速めており、今週は強い売りシグナル1.3036が点灯している。ただし、中期チャートにおいては、様子見に突入しており、1.30台半ば以上からのナンピン売りに妙味が生じている。
(買いターゲット1.2750〜1.2850)

▲豪ドル(ドル円−豪ドル円)
平均乖離幅9.00円 現状乖離幅 6.20→5.50円
先週の売りシグナル0.9264から更に上昇に転じており、今週は強めの売りシグナル0.9359が点灯している。中期チャートにおいては、依然として、強めの売りシグナルが点灯しており、現状レベルからのナンピン売りに妙味が生じている。
(買いターゲット0.8950〜0.9050)

▲NZドル(ドル円−NZD円)
平均乖離幅25.00円 現状乖離幅 22.85→23.60円
先週の売りシグナル0.7286から若干下落しているが、今週も引き続き通常の売りシグナル0.7249が点灯している。中期チャートにおいても売りシグナルが点灯しており、0.73台からのナンピン売りに妙味が生じている。
(買いターゲット0.7050〜0.7150)

▲カナダドル(ドル円−カナダ円)
平均乖離幅3.00円 現状乖離幅 2.90→2.70円
先週の弱めの買いシグナル1.0357から若干下落しているが、今週も引き続き弱めの買いシグナル1.0357が点灯している。中期チャートにおいても、弱めの買いシグナルが点灯しており、1.0200〜1.0600のレンジ相場を形成している。
(売りターゲット1.0400〜1.0450)

▲ポンドドル(ポンド円−ドル円)
平均乖離幅46.00円 現状乖離幅 45.10→48.20円
先週の弱めの売りシグナル1.5356から上昇を速めており、今週は通常の売りシグナル1.5618が点灯している。中期チャートにおいても同様に売りシグナルが点灯しており、現状レベルからのナンピン売りに妙味が生じている。
(買いターゲット1.5300〜1.5400)

▲ドルスイス(ドル円−スイス円)
平均乖離幅3.00円 現状乖離幅 1.60→0.90円
先週の買いシグナル1.0194から下落に転じており、今週は強めの買いシグナル1.0106が点灯している。中期チャートにおいても引き続き、強めの買いシグナルが点灯しており、1.0100割れからの押し目買いに妙味が生じている。
(売りターゲット1.0350〜1.0450)

▲オセアニア通貨裁定取引
平均乖離幅16.00円 現状乖離幅 16.65→18.10円
先週から乖離幅が拡大する中、仕掛け局面に突入している。短期・中期チャート共に、豪ドル売り・NZドル買いが点灯している。過去の週間ごとの経緯は以下の通り。20.35→19.90→18.40→15.95→16.65→13.80→15.25→15.05→14.25→13.50→14.55→13.75→14.80→15.55→16.20→15.90→15.90→16.65→16.65→18.10円

▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円
2007年度平均279円、2008度平均は255.20円。2009年度第1四半期平均216円、第2四半期平均230.00円、第3四半期228円、4四半期223円。2010年度1月平均222.70円、2月平均213.90円、3月平均213.50円。4月平均219.40円、5月平均208.60円、6月平均201.85円、そして、7月平均は199.40円、8月平均は196.50円。9月第1週は193.25円、9月第2週は191.20円と円高が加速。今週は介入操作により反発する中、ユーロ円111.85+ドル円85.80=197.65と円安が加速している。 (目安*200円以下は円売り局面⇔220円以上は円買い局面)

★欧州3大通貨
▲ユーロポンド ユーロ円―ポンド円
平均乖離22.00円 現状乖離幅 22.30→22.15円
先週の弱めの買いシグナル0.8275から上昇に転じており、ポジション解消売りと共に、今週は様子見0.8347が点灯している。中期チャートにおいては引き続き買いシグナルが点灯しており、0.8100〜0.8500のレンジ相場を形成している。
(様子見)

▲ユーロスイス ユーロ円―スイス円
平均乖離27.00円 現状乖離幅 24.40−26.95円
先週の強めの買いシグナル1.2954から上昇、中盤では1.33前後でポジション解消売りが生じたが、その後下げに転じ、今週は弱めの買いシグナル1.3174が点灯している。中期チャートおいては依然として、強めの買いシグナルが点灯しており、1.3000前後からの押し目買いに妙味が生じている。(売りターゲット1.3300)

▲ポンドスイス ポンド円―スイス円
平均乖離49.00円  現状乖離幅 46.70→49.10円
先週の買いシグナル1.5654から上昇しており、今週は弱めの買いシグナル1.5783が点灯している。中期チャートにおいては強めの買いシグナルが点灯しており、1.56前後からの押し目買いに妙味が生じている。(売りターゲット1.5850〜1.5950)


プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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