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鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

スイスフラン以外は典型的なレンジ相場に突入?

●今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)
作成年月日2010年9月05(日)

▲ドル円ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
平均乖離幅0.1200 現状乖離幅0.1358→0.1433
A)100÷108.85=0.9187 B)1÷1.2897=0.7754(A−B=0.1433)
先週の買いシグナル85.25から若干下落しているが、今週も引き続き通常の買いシグナル84.40円が点灯している。中期チャートにおいては、依然として、強めの買いシグナルが点灯しており、84円前後からの押し目買いに妙味が生じている。(売りターゲット86.00〜87.00円)

▲ユーロドル(ユーロ円−ドル円)
平均乖離幅22.00円 現状乖離幅 23.30→24.45円
先週の弱め売りシグナル1.2733から上昇に転じており、今週は通常の売りシグナル1.2897が点灯している。中期チャートにおいては様子見が点灯しており、1.2500〜1.3000のレンジ相場を形成している。(買いターゲット1.2550〜1.2650)

▲豪ドル(ドル円−豪ドル円)
平均乖離幅11.00円 現状乖離幅 8.60→6.90円
先週の通常の売りシグナル0.8991から上昇を速めており、今週は強めの売りシグナル0.9182が点灯している。中期チャートにおいても、強めの売りシグナルに移行しており、0.92台からのナンピン売りに妙味が生じている。(買いターゲット.87500〜0.8850)

▲NZドル(ドル円−NZD円)
平均乖離幅26.00円 現状乖離幅 24.50→23.55円
先週の弱い売りシグナル0.7126から若干上昇しており、今週は通常の売りシグナル0.7210が点灯している。中期チャートにおいては様子見から弱い売りシグナルに移行しており、0.72台半ば前後からのナンピン売りに妙味が生じている。
(買いターゲット0.7000〜0.7100)

▲カナダドル(ドル円−カナダ円)
平均乖離幅4.00円 現状乖離幅 4.25→3.10円
先週の様子見1.0525から下落に転じており、今週は弱めの買いシグナル1.0381が点灯している。中期チャートにおいても、弱めの買いシグナルが点灯しており、1.0200〜1.0600のレンジ相場を形成している。(売りターゲット1.0500〜1.0600)

▲ポンドドル(ポンド円−ドル円)
平均乖離幅45.00円 現状乖離幅 47.00→46.15円
先週の売りシグナル1.5513から、若干下落に転じており、今週は弱めの売りシグナル1.5468が点灯している。中期チャートにおいても引き続き弱めの売りシグナルが点灯しており、1.5300〜1.5600のレンジ相場を形成している。(買いターゲット1.5200〜1.5300)

▲ドルスイス(ドル円−スイス円)
平均乖離幅6.00円 現状乖離幅 2.75→1.35円
先週の強めの買いシグナル1.0308から下げ足を速めており、今週は強い買いシグナル1.0163が点灯している。中期チャートにおいても強めの買いシグナルが点灯しており、現状レベルからのナンピン買いに妙味が生じている。(売りターゲット1.0600〜1.0700)

▲オセアニア通貨裁定取引
平均乖離幅15.00円 現状乖離幅 15.90→16.65円
乖離幅は拡大傾向にあり、短期・中期チャート共に、豪ドル売り・NZドル買いが点灯している。
過去の週間ごとの経緯は以下の通り。20.35→19.90→18.40→15.95→16.65→13.80→15.25→14.10→15.05→
14.25→13.50→14.55→13.75→14.80→15.55→16.00→16.20→15.90→15.90→16.65円

▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円
2007年度平均279円、2008度平均は255.20円。2009年度第1四半期平均216円、第2四半期平均230.00円、第3四半期228円、4四半期223円。2010年度1月平均222.70円、2月平均213.90円、3月平均213.50円。4月平均219.40円、5月平均208.60円、6月平均201.85円、そして、7月平均は199.40円、8月第1週199.15円、8月第2週199.10円、8月第3週196.00円、8月第4週は194.40円、8月第5週は193.80円、そして、今週はユーロ円108.85+ドル円84.40=193.25円、円高の警戒水準の位置している。 (目安*200円以下は円売り局面⇔220円以上は円買い局面)

★欧州3大通貨
▲ユーロポンド ユーロ円―ポンド円
平均乖離23.00円 現状乖離幅 23.70→21.70円
先週の弱めの買いシグナル0.8208からポジション解消を伴い、今週は一転して、弱めの売りシグナル0.8338が点灯している。中期チャートにおいては買いシグナルが点灯しており、0.8000〜0.8500のレンジ相場を形成している。(買いターゲット0.8250)

▲ユーロスイス ユーロ円―スイス円
平均乖離28.00円 現状乖離幅 25.85−25.80円
1.31台でこう着度を増している。先週の強めの買いシグナル1.3126から大きな変化はなく、今週も強めの買いシグナル1.3107が点灯している。中期チャートおいても引き続き強めの買いシグナルが点灯しており、1.31割れからの押し目買いに妙味が生じている。(売りターゲット1.3400〜1.3500)

▲ポンドスイス ポンド円―スイス円
平均乖離51.00円  現状乖離幅 49.55→47.50円
先週の買いシグナル1.5992から下げ足を速めており、今週は強めの買いシグナル1.5719が点灯している。中期チャートにおいても買い強めの買いシグナルが点灯しており、現状レベルからの押し目買いに妙味が生じている。(売りターゲット1.6200〜1.6300)


プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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