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鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

米ドル過小評価の兆候?

●今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)
作成年月日2010年8月08(日)

▲ドル円ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
平均乖離幅0.1000乖離幅0.1202→0.1276
A)100÷113.60=0.8803 B)1÷1.3287=0.7527
(A−B=0.1276)
先週の弱めの買いシグナル86.45から下落しており、今週は通常の買いシグナル85.50が点灯している。中期チャートにおいては、徐々に強めの買いシグナルに移行しており、85円割れからの押し目買いに妙味が増している。
(売りターゲット87.00〜88.00円)

▲ユーロドル(ユーロ円−ドル円)
平均乖離幅22.00円 現状乖離幅 26.25→28.10円
先週の強めの売りシグナル1.3036から上昇を速めており、今週は強い売りシグナル1.3287が点灯している。中期チャートにおいても段階的に上昇しており、現状レベルからのナンピン売りに妙味が生じている。(買いターゲット1.2600〜1.2800)

▲豪ドル(ドル円−豪ドル円)
平均乖離幅13.00円 現状乖離幅 8.20→6.95円
先週の強めの売りシグナル0.9051から上昇を速めており、今週は強い売りシグナル0.9187が点灯している。中期チャートにおいても、通常の売りシグナルから強めの売りシグナルに移行しており、現状レベルからのナンピン売りに妙味が生じている。(買いターゲット0.8650〜0.8750)

▲NZドル(ドル円−NZD円)
平均乖離幅27.00円 現状乖離幅 23.75→22.85円
先週の通常の売りシグナル0.7253から更に上昇しており、今週は強めの売りシグナル0.7327が点灯している。中期チャートにおいても強めの売りシグナルが点灯しており、現状レベルからのナンピン売りに妙味が生じている。
(買いターゲット0.6950〜0.7050)

▲カナダドル(ドル円−カナダ円)
平均乖離幅3.00円 現状乖離幅 2.40→2.30円
先週の弱めの売りシグナル1.0286から変化は見られず、今週も引き続き弱い買いシグナル1.0276が点灯している。中期チャートにおいては通常の買いシグナルが点灯しており、1.02割れから押し目買いに妙味が生じている。
(売りターゲット1.0350)

▲ポンドドル(ポンド円−ドル円)
平均乖離幅43.00円 現状乖離幅 49.25→50.85円
先週の強めの売りシグナル1.5697から急上昇しており、今週は強い売りシグナル1.5947が点灯している。中期チャートにおいても通常の売りシグナルから強めの売りシグナルに移行しており、現状レベルからのナンピン売りに妙味が生じている。(買いターゲット1.5000〜1.5200)

▲ドルスイス(ドル円−スイス円)
平均乖離幅8.00円 現状乖離幅 3.50→3.15円
先週の強めの買いシグナル1.0422から若干下落しており、今週も引き続き強い買いシグナル1.03838が点灯している。中期チャートにおいては、毅然として、強めの買いシグナルが点灯しており、現状レベルからのナンピン売りに妙味が増している。(売りターゲット1.0900〜1.1000)

▲オセアニア通貨裁定取引
平均乖離幅14.00円 現状乖離幅 15.55→16.00円
豪ドルの堅調を受けて、乖離幅が拡大傾向にある。中期チャートにおいては、豪ドル売り・NZドル売りの兆しを見せ始めている。過去の週間ごとの経緯は以下の通り。19.10→19.35→18.80→18.50→20.15→20.35→19.90→19.70→18.40→15.95→16.65→13.80→15.25→14.10→14.45→15.05→14.25→13.50→14.55→13.75→14.80→15.55→16.00円

▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円
2007年度平均279円、2008度平均は255.20円。2009年度第1四半期平均216
円、第2四半期平均230.00円、第3四半期228円、4四半期223円。2010年度
1月平均222.70円、2月平均213.90円、3月平均213.50円。4月平均219.40円、
5月平均208.60円、6月平均201.85円、そして、7月平均は199.40円、8月第1週は199.15、そして、今週はユーロ円113.60+ドル円85.50=199.10円と円高局面にあり、円買いに黄信号が点滅している。 (目安*205円以下は円売り局面⇔220円以上は円買い局面)

★欧州3大通貨
▲ユーロポンド ユーロ円―ポンド円
平均乖離22.00円 現状乖離幅 23.00→22.75円
先週の弱めの買いシグナル0.8305から若干上昇しているが、今週も引き続き弱めの買いシグナル0.8331が点灯している。中期チャートにおいては買いシグナルが点灯しており、0.8200前後からの押し目買いに妙味が生じている。
(売りターゲット0.8400)

▲ユーロスイス ユーロ円―スイス円
平均乖離30.00円 現状乖離幅 29.75−31.25円
先週の様子見1.3586から上昇に転じており、今週は弱めの売りシグナル1.3794が点灯している。中期チャートおいては買いシグナルが点灯しており、1.3600〜1.4000のレンジ相場を形成している。(買いターゲット1.3600)

▲ポンドスイス ポンド円―スイス円
平均乖離52.00円  現状乖離幅 52.75→54.00円
先週の弱い買いシグナ1.6359からポジション解消売りを伴い、今週は売りシグナル1.6557が点灯している。中期チャートにおいても弱めの売りシグナルが点灯しており、現状レベルからのナンピン売りに妙味が生じている。
(買いターゲット1.6300〜1.6350)

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★★本ペットチャートは3〜5段階の少な目からの分散投資戦略をお勧めします。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。
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プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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