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鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

ユーロ買い材料皆無も!不気味なユーロショートに警戒要?

●今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)
作成年月日2010年5月16日(日)

▲ドル円 ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
平均乖離幅0.0850 現状乖離幅0.0726→0.0666
A)100÷114.25=0.8753 B)1÷1.2365=0.8087(A−B=0.0666)
先週の弱めの売りシグナル91.50から再び上昇、今週は通常の売りシグナル92.40円が点灯している。中期チャートにおいては、弱めの売りシグナルが点灯しており、93円台以上からのナンピン売りに妙味が生じている。(買いターゲット89.00〜90.00円)

▲ユーロドル(ユーロ円−ドル円)
平均乖離幅28.00円 現状乖離幅 25.05→21.85円
先週の買いシグナル1.2731から急速に下げ足を速めており、1.25割れでは損切りを伴い、今週はかなり強い買いシグナル1.2365が点灯している。中期チャートにおいても同様に強い買いシグナルが点灯しており、現状レベルからの押し目買いに妙味が生じている。(売りターゲット1.2850〜1.2950)

▲豪ドル(ドル円−豪ドル円)
平均乖離幅8.00 現状乖離幅 10.10→10.45円
先週の買いシグナル0.8896から若干下落しており、今週は強めの買いシグナル0.8865が点灯している。中期チャートにおいても強目の買いシグナルが点灯しており、0.88前後からの押し目買いに妙味が生じている。(売りターゲット0.9050〜0.9150)

▲NZドル(ドル円−NZD円)
平均乖離幅26.00円 現状乖離幅 26.05→27.10円
先週の様子見0.7153から反落しており、今週は買いシグナル0.7067が点灯している。中期チャートにおいても様子見から買いシグナルに移行しており、0.70割れからの押し目買いに妙味が生じている。
(売りターゲット0.7150〜0.7250)

▲カナダドル(ドル円−カナダ円)
平均乖離幅2.00円 現状乖離幅 3.65→2.85円
先週の強めの売りシグナル1.0415から下げ足を速めており、今週は通常の売りシグナル1.0318が点灯している。中期チャートにおいても売りシグナルが点灯しており、現状レベルからのナンピン売りに妙味が生じている。(買いターゲット1.0100〜1.0200)

▲ポンドドル(ポンド円−ドル円)
平均乖離幅47.00円 現状乖離幅 49.70→44.00円
先週の買いシグナル1.4809から急速に下げ足を速めており、今週は強めの買いシグナル1.4504が点灯している。中期チャートにおいても、強い買いシグナルが点灯しており、1.4500前後からの押し目買いに妙味が生じている。(売りターゲット1.5000〜1.5200)

▲ドルスイス(ドル円−スイス円)
平均乖離幅7.00円 現状乖離幅 9.00→10.80円
先週の売りシグナル1.1091から上昇を速めており、今週は強い売りシグナル1.1324が点灯している。中期チャートにおいても強い売りシグナルが点灯しており、現状レベル1.13台からのナンピン売りに妙味が生じている。(買いターゲット1.0750〜1.0850)

▲オセアニア通貨裁定取引
平均乖離幅18.00円 現状乖離幅 15.95→16.65円
乖離幅は20円前後から縮小に転じており、先週の15.95円からは若干拡大、今週も引き続き乖離幅16.65円で豪ドル買い/NZドル売りが点灯している。中期チャートにおいても同様に豪ドル買い・NZドル売りシグナルが点灯している。過去の週間ごとの経緯は以下の通り。
16.35→17.35→17.00→16.85→17.00→18.00→16.70→16.25→16.25→16.05→17.45→16.80→17.20→16.55→15.95→17.20→18.25→17.50→19.10→19.35→18.80→18.50→20.15→20.35→19.90→19.70→18.40→15.95→16.65円

▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円 
2006年度平均260円、2007年度平均279円、2008度平均255.20円。2009年度第1四半期月平均216円、第2四半期4月平均230.00円、第3四半期228円、台4四半期223円。2010年度1月平均222.70円、2月平均213.90円、3月平均213.50円。4月平均219.40円、そして、5月第1週は219.20、第2週は208.05円、そして、今週はユーロ円114.25+ドル円92.40=206.65円と円高に直面している。
(目安*210円以下は円売り局面⇔225円以上は円買い局面)

★欧州3大通貨
▲ユーロポンド ユーロ円―ポンド円
平均乖離20.00円 現状乖離幅 18.95→20.10円
値動きは激しいが、先々週から様子見を継続しており、先週の様子見0.8601に続いて、今週も様子見0.8504が点灯している。中期チャートにおいては買いシグナルが点灯しており、0.8400〜0.8800のレンジ相場を形成している。(様子見)

▲ユーロスイス ユーロ円―スイス円
平均乖離34.00円 現状乖離幅 34.05→32.65円
先週の様子見1.4127から下げ足を速めているが、今週も引き続き様子見1.4001が点灯している。中期チャートおいては買いシグナルが点灯しており、1.3900〜1.4400のレンジ相場を形成している。(様子見)

▲ポンドスイス ポンド円―スイス円
平均乖離54.00円  現状乖離幅 53.00→52.75円
先週の様子見1.6424から変更はなく、今週も引き続き様子見1.6464が点灯している。中期チャートにおいては、弱めの買いシグナルが点灯しおり、1.6250〜1.6550のレンジ相場を形成している。(様子見)

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★★本ペットチャートは3〜5段階の少な目からの分散投資戦略をお勧めします。尚、最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。
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プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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