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鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

米大統領就任式の思惑で一進一退!

今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)
作成年月日2009年1月18日(日)
今秋のオバマ新政権を控えて、ドルが堅調に推移している。本チャート上でもドルに上昇余地がある。戦略的には今週はドルの下降局面では押し目買いに妙味が生じるが、但し、ドル円及びユーロドルには強い売買シグナルは発生しておらず、ドル円は90円割れからのロング、そして、ユーロドルは1.34台からのショートが当面の目安になる。
オセアニア通貨裁定取引は弱冠かい離幅が拡大中、豪ドルショート/NZドルロングの様相を見せているが、安全を期すならば、13円前後まで乖離幅が拡大してから始動することが賢明であろう。
欧州3大通貨はユーロおよびポンドの軟調さも手伝い、スイスフランが買われすぎの兆しを見せており、米ドルに対して強含みを見せている点に注意を要する。
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▲ドル円 ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)平均乖離幅0.000 現状乖離幅 −0.0797→−0.0724 ドル円90.75円
A)1÷ユーロドル1.3289=0.7525(B)100÷ユーロ円120.60=0.8249(A−B=−0.0724)
ドル円は90円割れから底堅い動きを見せており、先週の買いシグナル90.30から弱冠上昇中、今週は引き続き通常の買いシグナル90.75円が点灯している。週足では強い買いシグナルが点灯しており、先週と同様に押し目買いの状況を見せている。(売りターゲット94.00〜95.00)

▲ユーロドル(ユーロ円−ドル円)
平均乖離幅40円 現状乖離幅 31.30→29.85円
1.40台の強い売りシグナルから続落しており、先週はポジション解消買いシグナル1.3466が点灯したが、今週も下げ基調を強めているが、様子見1.3289が点灯しており、次の展開待ちの状況である。週足チャートにおいては弱い売りシグナルが発生しているが、様子見レベルに位置している。
(様子見)

▲豪ドル(ドル円−豪ドル円)
平均乖離幅20円 現状乖離幅 26.80→29.70円
先々週の強めの売りシグナル0.7103から下げ足を速めており、先週の売りシグナル0.7032から今週はポジション解消買いシグナルが0.6727で点灯しており様子見に突入している。 (様子見)

▲NZドル(ドル円−NZD円)
平均乖離幅35円 現状乖離幅 37.00→41.10円
先週の売りシグナル0.5903から続落しており、今週はポジション解消買いを伴いながら、逆に弱い買いシグナル0.5471が点灯している。(売りターゲット0.5600)

▲カナダドル(ドル円−カナダ円)
平均乖離幅13円 現状乖離幅 14.30→18.00円
先週の買いシグナル1.1882から急上昇しており、1.2400前後ではポジション解消、そして、今週は逆に弱い売りシグナル1.2474が点灯している。(買いターゲット1.2350〜1.2400)

▲ポンド(ポンド円−ドル円)
平均乖離幅70円 現状乖離幅 46.70→42.95円
先々週の買いシグナル1.4543から、先週はポジション解消売り1.5172が点灯し様子見に突入していたが、今週は弱い買いシグナル1.4733が点灯している。週足チャートでは完全に様子見レベルにあり、基本的には次の展開待ちの状況である。(売りターゲット1.5000)

▲ドルスイス(ドル円−スイス円)
平均乖離幅10円 現状乖離幅 9.15→9.60円
強い買いシグナル1.070台から上昇を強めており、先週の買いシグナル1.1128から、今週も引き続き買いシグナル1.1183が点灯している。(売りシグナル1.1400〜1.1500)

▲オセアニア通貨裁定取引 
平均乖離幅15円 現状乖離幅 10.20→11.40円
先週と比較しても大きな乖離幅の変動は見られないが、チャート上では久しぶりに、豪ドル売り/NZドル買いシグナルが点灯している。週足チャート上でも同様なシグナルが発生しており、少なめからの始動に妙味が生じている。
過去数カ月の週間ごとの推移は以下の通り。
18.15→20.50→21.20→22.35→23.05→21.70→20.30→17.15→15.80→16.75→16.70→15.45→11.65→4.95→7.95→6.00→8.05→8.25→9.15→9.20→10.05→10.45→10.65→9.40→9.75→11.35→10.20→11.40円

▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円 
(目安*220円以下は円高⇔250円以上は円安)
2006年度平均260円、2007年度上半期平均280円、下半期278円。2008度四半期の平均は263.04→266.95→269.80の円安局面。10月平均は229円。11月平均は220円。12月平均は213.89円の円高局面へ。1月第一週は219.85円、先週は211.90の円高水準へ、そして、今週も120.60+90.75=211.35円と依然として円高圏内にある。

★欧州3大通貨
▲ユーロポンド ユーロ円―ポンド円
平均乖離30円 現状乖離幅 15.40→13.10円
先々週の強い売りシグナル0.9555から、先週はポジション解消買い0.8876が点灯していたが、今週は再び弱い売りシグナル0.9020が点灯している。
(買いターゲット0.8850〜0.8950)

▲ユーロスイス ユーロ円―スイス円
平均乖離50円 現状乖離幅 40.45→39.45円
先週の様子見状態1.4985から一時1.47台で強い買いシグナルが発生したが、今週は通常の買いシグナル1.4861が点灯している。(売りターゲット1.4950〜1.5050)

▲ポンドスイス ポンド円―スイス円
平均乖離80円  現状乖離幅 55.85→52.55円
先々週の強い買いシグナル1.5732から、先週は弱い買いシグナル1.6882まで上昇したが、今週は再び通常の買いシグナル1.6476が点灯している。(売りターゲット1.7000〜1.7100)

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ペットでも判る簡単チャート

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★本ペットチャートは常に3〜5段階の少な目の分散投資戦略をお勧めします。最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。
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プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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