迫力満点の映像ご覧あれ！

昨日は300 ＜スリーハンドレッド＞スパルタカスを観賞してきました。　1960年に公開されたスパルタカスはストーリー性が高かく、剣闘士スパルタカスを演じるカーク・ダグラスも良かったですが、（ちなみに彼はマイケル・ダグラスのお父さんですね）今回の300の映像と迫力にはビックリさせられました。｢15才未満は入場禁止｣が良くわかるほど衝撃的な映像でした。もう一つびっくりさせられたのはスパルタ勢の鍛えられた腹筋ですね。全く縁のない筆者としては、唯一対抗できるのは、昨年購入した「ロデオボーイ」にまたがり、脂肪感を取り除くぐらいです。
スパルタの数はたった300人、対するペルシアの軍勢100万の大軍と、無謀とも思える戦いに改めて、共感した次第です。
為替の世界には敵も見方もありませんが、自ら相場に反した戦略では勝てませんが、防御と忍耐があれば個人でも楽しめる戦場です。そして、相場がわからないときには戦場から離れて「高見の見物」が許されますので、難しい相場には多用することも必要ですね。

▼昨晩の米経済指標も好悪混在しており、市場は方向感の欠如からこう着度が増している。欧州全般に利上げムードがあり、ポンドへの利上げ期待もあるが、ポンドスイスに見られるように、ポンド買いスイスフラン売りによるキャリートレードも進行しており、金利格差を利用したキャリートレード全盛とも言われても違和感がないであろう。　特に欧州3大通貨｢ユーロ、ポンドそしてスイス｣間の売買であるため、対米ドルとのリスクは最小限であり、円キャリーに引き続きGBP/CHFの注目度は高い状態にある。
一方、円キャリートレードの急拡大と共に、解消リスクが増大していることは否めず、いずれは飽和状態になることを察したヘッジファンドの動向も変化を見せ始めている。本邦の機関投資家を通した投信ファンドも円安に対する危機感を募らせており、今後は円キャリーのリスク軽減と共にスイスキャリーにシフトする可能性を考えると、スイスフラン対高金利通貨のキャリートレードに妙味が増している。ドルスイス取引自体もキャリートレードの視野に入るが、高金利通貨の代表であるオセアニア通貨とスイスフランのコラボレーションにも注目したい。

ただし、AUD/CHFやNZD/CHFの売買を実施している業者が少なく、提示されたレートチェックには再確認も必要である。原則的には金融機関でも取り扱わない通貨ペアでもあり、個人投資家が業者からの提示レートを確認するには、DOL/CHFとAUD/DOLのレートから算出することになる。ちなみに今現在のレートを適用すれば、AUD/CHFのレートはAUD/DOLｘDOLCHF＝0.8470x1.2415＝1.0515である。円換算で算出すればAUD/YEN÷CHF/YEN＝104.85÷99.71=1.0515である。リスク面を考慮すると、円キャリ−トレードよりも安心感が生まれており、他の高金利通貨の組み合わせも可能であるが、リスクヘッジ機能を考慮して、少なくともDOL/CHFを取り入れたキャリートレードは一考しなければならない。

いずれにしても、金利相場に左右される相場展開であり、円安基調が続くと思われるが、124円前後では実需の売りも旺盛であり、リスク面でもドル円が125円へに向けてのスタート台が見つからない状況である。　今晩の経済指標も米経済指標不在の中で(独) 6月IFO景況指数のみが発表されるが、単一指標では動きが制約されており、狭いレンジ相場になる可能性は高いだろう。昨日と同様にドル円124円台の売りと123円台半ば割れの買いで様子見を勧める。ユーロドルにもこう着感が蔓延しており、小波乱の相場展開であろうが、1.3350の買いと1.3450の売りで待機することを勧める。