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鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

ドル売り矯正局面→終了近し?

今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)
作成年月日2009年5月03日(日)
ドルの強弱を測る日足チャートでは先々週の強いドル売りシグナルから段階的に落ち着きを見せており、今週は通常の売りシグナルが点灯している。一方、週足チャートでは依然として弱いドル買いシグナルが発生しているが、順張りに妙味が生じており、日足チャートに沿ったドル売りに妙味が生じている。
ドル円(ユーロ相場から見る)は狭いレンジでの攻防が続いているが、日足チャート上では様子見レベル位置している。週足チャートにおいても強い売買シグナルは発生しておらず、97円買いと100円台からの売りに妙味が生じている
ユーロドルは日足チャートでは依然として、買いシグナルが1.32台で点灯しているが、週足チャートではドル円と同様に様子見レベルにあり、強い売買シグナルは点灯しておらず、当面、ポジション解消レベルをユーロドル1.35前後に入れることも必要である。先週と同様に、方向性を確認するまではボックス圏相場として、1.3000~1.3500の攻防が予想される。
他の通貨においては、相対的にドルの過大評価が是正されているが、チャート上では未だにドル売り局面にある。
オセアニア通貨指定取引については、乖離幅が拡大しており、比較的リスクが限定される豪ドル売り/NZドル買いシグナルが点灯している。
欧州3大通貨間では、いずれも弱い売買シグナルが点灯しており、相対的には様子見レベルにあり、次の大きな展開を待ってから始動することが得策であろう。
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ドル円 ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
平均乖離幅0.000 現状乖離幅−0.0226→−0.7593(A−B=−0.0053)
A)1÷ユーロドル1.3263=0.7540(B)100÷ユーロ円131.70=0.7593
先週はポジション解消買いが97.10円で発生、様子見に突入、今週は上昇に転じているが、引き続き様子見99.30円が点灯している。尚、週足チャートでは様子見から弱い買いシグナルが点灯しているが、次の展開待ち様相を見せている。(様子見)

ユーロドル(ユーロ円−ドル円)
平均乖離幅40円 現状乖離幅 31.45→32.40円
先々週の強い買いシグナル1.3029から底堅い動きに転じている。今週は先週の買いシグナル1.3239から大きな変化は見られず、引き続き買いシグナル1.3263が点灯している。尚、週足チャートでは様子見レベルに達しており、強い売買シグナルは発生していない。
(売りターゲット1.3650〜1.3750)

豪ドル(ドル円−豪ドル円)
平均乖離幅20円 現状乖離幅 26.90→26.75円
0.70割れから強い買いシグナルが点灯していたが、先々週から0.72台前半の買いシグナルから膠着度を高めていたが、先週の買いシグナル0.7230から上昇している。今週も引き続き買いシグナル0.7306が点灯している。
(売りターゲット0.7450〜0.7550)

NZドル(ドル円−NZD円)
平均乖離幅35円 現状乖離幅 41.45→42.60円
0.5000前後から強い買いシグナルが続いており、豪ドルと同様な展開を見せている。今週は先週の買いシグナル0.5731から変化はなく、引き続き買いシグナル0.5710が点灯している。
(売り―ターゲット0.5950〜0.6050)

カナダドル(ドル円−カナダ円)
平均乖離幅10円 現状乖離幅 16.90→15.55円
1.23台の強い売りシグナルから順調に下げ足を速めている。先週の売りシグナル1.2107から一時ポジション解消レベル1.17台に突入していたが、今週は弱めの売りシグナル1.1875が点灯している。
(買いターゲット1.1650〜1.7500)

ポンド(ポンド円−ドル円)
平均乖離幅65円 現状乖離幅 45.35→48.80円
先週の強めの買いシグナル1.4803から先週は1.4670まで下落に転じていたが、今週は上昇に転じており、引き続き買いシグナル1.4914が点灯している。尚、週足チャートにおいては弱めの買いシグナルから、様子見に移行しており、1.500台ではポジション解消売りを一考。
(売りターゲット1.5300〜1.5500)

ドルスイス(ドル円−スイス円)
平均乖離幅10円 現状乖離幅 11.95→11.90円
先々週の強めの売りシグナル1.1657から順調に下げ足を速めている。先週の弱めの売りシグナル1.1403に続き、今週も弱めの売りシグナル1.1362が点灯している。(買いターゲット1.1250〜1.1300)

オセアニア通貨裁定取引 
平均乖離幅15円 現状乖離幅 14.55→15.85円
先週の乖離幅14.55から今週は拡大基調にあり、今週は15.85円で豪ドル売り/NZドル買いのシグナルが点灯している。週足チャートにおいても、同様な売買シグナルが発生している。過去の週間ごとの主な経緯は以下の通り。
21.20→22.35→23.05→21.70→17.15→16.75→15.45→11.65→4.95→7.95→8.50→8.25→9.20→10.45→10.65→9.75→11.35→13.15→12.25→13.60→13.05→12.15→12.90→13.75→15.40→14.45→10.05円

単純加算方式 ユーロ円+ドル円 
(目安*210円以下は円高⇔230円以上は円安)
2006年度平均260円、2007年度平均279円、2008度四半期毎の平均は263.04→266.95→269.80→221円(10月平均は229円。11月平均は220円。12月平均は214円)。2009年度1月平均は211.80円、2月平均211円、3月平均224.50円と円高局面を継続。4月第1週235.55円、第2週232.60、第3週228.55円、第4週225.65円、そして、今週は131.70+99.30=231.70円と円安レベル。目安としては225円以下ならば円売り局面、235円以上では円買い局面。

欧州3大通貨
ユーロポンド ユーロ円―ポンド円
平均乖離22円 現状乖離幅 13.90→17.00円
先々週のポジション解消買い0.8808から大きな変化は見られず、先週の弱めの売りシグナルに続き、今週も弱めの売りシグナル0.8893が点灯している。
(買いターゲット0.8800)

ユーロスイス ユーロ円―スイス円
平均乖離50円 現状乖離幅 43.40〜44.30円
継続的に弱い買いシグナルが点灯している。先週の弱い買いシグナル1.0597に引き続き、今週も弱い買いシグナル1.5069が点灯している。
(売りターゲット1.5300~1.5400)

ポンドスイス ポンド円―スイス円
平均乖離72円  現状乖離幅 57.30→60.70円
先週の買いシグナル1.6729から上昇に転じている。今週も引き続き買いシグナル1.6945が点灯している。(売りターゲット1.7300〜1.7500)

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チャートは現段階では上記のペットチャートから閲覧可能です。

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★本ペットチャートは常に3〜5段階の少な目の分散投資戦略をお勧めします。
最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。
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プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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