115円割れは時期尚早、利食い局面!
▲先週は日米欧の金利動向に関心が寄せられたが、引き続き今週も日銀の量的緩和解除の是非が問われることもあり、利上げまでの道のりは険しい状況が続くが、巷ででは緩和解除時期が早期ならば3月中、遅くても4月中には確実という見方が多く見られるが、すでに関心は利上げ時期に移っているのが現状であり、たとえ量的緩和解除が実施されたとしても、一時的に円高効果になる可能性が多いと見るべきであり、115円前後まで円高の恐れはあるが、円高が加速するには他の要因が必要と判断するほうが賢明であろう。いずれにしても、利上げが伴わない量的緩和解除が実施されても、市場参加者の実感としては遅すぎる決断でもあり、円高期待からの反動を考慮したほうが得策であろう。
▲今月28日のFOMCでの米金利の利上げが確実視されており、更に5月の利上げの可能性もある状況下で、日銀の量的緩和解除だけでは日米の金利差を背景にした米ドル買いの勢いを止めるまでには難しい状況ではあるが、反面8日と9日の日銀金融政策決定会合で、量的な金融緩和解除が目前となる状況下で、9日の米貿易収支の赤字拡大懸念による米ドル売り、更に週末の米雇用統計の悪化でも見れば、115円割れの危機感を感じざるを得ない相場でもある。基本的にはドル円のショートを勧めるが、レベル的には117円前後の米ドルショートにしか妙味が感じられない段階である。
▲ユーロドルの動向がはっきりはしないが、先週はECBの利上げと同時に次回の再利上げ期待もあり、1.200のストップロス及びオプショントリガーをブレイクした状況を見る限りは、下値堅調と見えるが、当面の上下動は米ドル主導の相場でもあり、更なる上昇期待は出来ず、1.21へ向けては利益確定のユーロドルショートも考慮なければならず、再び1.200前後の相場展開になると判断する。
各国の政策金利発表が7日から9日にかけて目白押しとなっており、カナダ、豪州、そして英国とカナダ以外は据え置きとなるが予定ではあるが、金利動向に注目せねばならない為替相場でもあり、市場も金利に対しては敏感であるが、事前予測がほぼ一致している状況が続いているため、意外性が感じられない材料であることは否めない。 しかし、現状ではマーケットが素直に反応していることもあり、一時的な効果を想定したトレーディングがベストであろう。
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*******今週のペットでも判る簡単チャートSummary********
作成年月日 2006年3月5日(日)
円の独歩高も一巡し、買い戻し作業が行なわれている市場ではあるが、繰り返しになるが、円高テンポが相対的にはやまっており、修正局面とも思われる相場といえる。他の通貨にも米ドル売りの修正がおびただしく、対米ドルには堅調に推移した先週ではあるが、今週はポジションの見直し時期に差し掛かっており、先週とは様相が変わり始めている。基本的には模様眺めの通貨ペアが多く、もう一段の歪みが強調されるまでは慎重に対処したいと思われる。先週も述べたようにオセアニア通貨の裁定取引の乖離幅が9円台に突入しており、次のステップを9.50円から10円にして、積極的なナンピン売買(豪ドル売り・NZドル買い)も妙味がある。
▲ドル円 【ユーロドル⇔ユーロ円】
先々週118.05、先週116.85の売りを推奨したが、一気に106円割れを見た段階では利益確定局面となったが、再度116円台半ば近辺でもあり、再度116.40円の売りを推奨するが、大きく下げる局面でもなく、ナンピンの売りを想定しながら、少なめのスタートに徹したい。
▲ユーロドル(ドル円−ユーロ円)平均乖離幅25円 現状乖離幅23.80←22.00円
先々週1.1940の売り、先週は1.1878で買いシグナル、そして今週は再び1.2045で売りシグナル点灯中。
▲豪ドル(ドル円−豪ドル円 平均乖離幅28円 現状乖離幅29.65←30.40円
先週までは買いシグナルが継続中0.7378→0.7390→0.7398が点灯していたが、現状の0.7452レベルではポジション解消レベルに接近中、一度は見直しの売りで利益確定、そして様子見へ移行も。
★NZドル(ドル円−NZ円 平均乖離幅33円 現状乖離幅38.95←39.40円)
NZドルの弱さが目立つ状況が続いている。乖離幅としては最大幅に接近しており、NZドルの買い局面としてはリスク限定に接近している。先週の0.6628の買いに続いて、今週も0.6653の買いシグナル点灯中
★ カナダドル(ドル円−カナダ円 平均乖離幅18円 現状乖離幅13.80←15.10円)
先週は買いシグナル1.1484に引き続き今週も強い買いシグナル点灯中1.1345
★ポンド(ドル円x2−£円平均乖基準離幅25円 現状乖離幅28.50←29.70円)
先々週はポンド買い1.7416、先週も買い1.7458であったが、今週はポジション解消レベルに到達しており、1.7551レベルの売りでポジション解消し、様子見に移行。
★スイスフラン(ドル円−スイス円 平均乖離幅23円 現状乖離幅26.65←28.10円)
先々週に売りシグナル1.3102 先週は第2ステップへ突入売り1.3166 今週は解消レベル接近中、1.2965レベルの買いでポジション解消も検討すべし。
★豪ドル円/NZドル円裁定取引(平均基準乖離幅6.50円 現状乖離幅9.30←9.00円)
乖離幅が9円台に拡大したことにより、チャンス到来である。
豪ドル円売り・NZ円買いの妙味が増している。
過去の経緯(1週間ごと)10円までの乖離幅を想定できればリスクも最小
4.25円→5.75円→6.45円→7.20→6.40→7.90→8.05→7.30→7.00→8.35円
★単純加算方式 ユーロ円+ドル円(255円以下は円高&260円以上は円安の目安)
直近の経過253.05円→255.25円→259.10→261.90→258.15→258.95→255.65
今週140.30+116.40=256.70円 255円割れの買いと260円台の売り推奨
●欧州通貨ペア スタート
ユーロポンド=先々週0.6853売り→先週0.6804買い→今週0.6862売りへ。
ユーロスイス=先々週1.5638売り→先週1.5639売り継続→今週1.5621売り継続中
ポンドスイス=先々週様子見2.2817→先週2.2986売りシグナル→今週2.2763の買いでポジション解消、様子見へ
*http://kentish.fc2web.com 新外為の森 参照
★本ペットチャートでは3段階分散投資をお勧めしています、常に少なめからの
始動をお願いいたします。最終的な投資・運用の判断はご自身の責任で行って下さい。
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▲今月28日のFOMCでの米金利の利上げが確実視されており、更に5月の利上げの可能性もある状況下で、日銀の量的緩和解除だけでは日米の金利差を背景にした米ドル買いの勢いを止めるまでには難しい状況ではあるが、反面8日と9日の日銀金融政策決定会合で、量的な金融緩和解除が目前となる状況下で、9日の米貿易収支の赤字拡大懸念による米ドル売り、更に週末の米雇用統計の悪化でも見れば、115円割れの危機感を感じざるを得ない相場でもある。基本的にはドル円のショートを勧めるが、レベル的には117円前後の米ドルショートにしか妙味が感じられない段階である。
▲ユーロドルの動向がはっきりはしないが、先週はECBの利上げと同時に次回の再利上げ期待もあり、1.200のストップロス及びオプショントリガーをブレイクした状況を見る限りは、下値堅調と見えるが、当面の上下動は米ドル主導の相場でもあり、更なる上昇期待は出来ず、1.21へ向けては利益確定のユーロドルショートも考慮なければならず、再び1.200前後の相場展開になると判断する。
各国の政策金利発表が7日から9日にかけて目白押しとなっており、カナダ、豪州、そして英国とカナダ以外は据え置きとなるが予定ではあるが、金利動向に注目せねばならない為替相場でもあり、市場も金利に対しては敏感であるが、事前予測がほぼ一致している状況が続いているため、意外性が感じられない材料であることは否めない。 しかし、現状ではマーケットが素直に反応していることもあり、一時的な効果を想定したトレーディングがベストであろう。
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*******今週のペットでも判る簡単チャートSummary********
作成年月日 2006年3月5日(日)
円の独歩高も一巡し、買い戻し作業が行なわれている市場ではあるが、繰り返しになるが、円高テンポが相対的にはやまっており、修正局面とも思われる相場といえる。他の通貨にも米ドル売りの修正がおびただしく、対米ドルには堅調に推移した先週ではあるが、今週はポジションの見直し時期に差し掛かっており、先週とは様相が変わり始めている。基本的には模様眺めの通貨ペアが多く、もう一段の歪みが強調されるまでは慎重に対処したいと思われる。先週も述べたようにオセアニア通貨の裁定取引の乖離幅が9円台に突入しており、次のステップを9.50円から10円にして、積極的なナンピン売買(豪ドル売り・NZドル買い)も妙味がある。
▲ドル円 【ユーロドル⇔ユーロ円】
先々週118.05、先週116.85の売りを推奨したが、一気に106円割れを見た段階では利益確定局面となったが、再度116円台半ば近辺でもあり、再度116.40円の売りを推奨するが、大きく下げる局面でもなく、ナンピンの売りを想定しながら、少なめのスタートに徹したい。
▲ユーロドル(ドル円−ユーロ円)平均乖離幅25円 現状乖離幅23.80←22.00円
先々週1.1940の売り、先週は1.1878で買いシグナル、そして今週は再び1.2045で売りシグナル点灯中。
▲豪ドル(ドル円−豪ドル円 平均乖離幅28円 現状乖離幅29.65←30.40円
先週までは買いシグナルが継続中0.7378→0.7390→0.7398が点灯していたが、現状の0.7452レベルではポジション解消レベルに接近中、一度は見直しの売りで利益確定、そして様子見へ移行も。
★NZドル(ドル円−NZ円 平均乖離幅33円 現状乖離幅38.95←39.40円)
NZドルの弱さが目立つ状況が続いている。乖離幅としては最大幅に接近しており、NZドルの買い局面としてはリスク限定に接近している。先週の0.6628の買いに続いて、今週も0.6653の買いシグナル点灯中
★ カナダドル(ドル円−カナダ円 平均乖離幅18円 現状乖離幅13.80←15.10円)
先週は買いシグナル1.1484に引き続き今週も強い買いシグナル点灯中1.1345
★ポンド(ドル円x2−£円平均乖基準離幅25円 現状乖離幅28.50←29.70円)
先々週はポンド買い1.7416、先週も買い1.7458であったが、今週はポジション解消レベルに到達しており、1.7551レベルの売りでポジション解消し、様子見に移行。
★スイスフラン(ドル円−スイス円 平均乖離幅23円 現状乖離幅26.65←28.10円)
先々週に売りシグナル1.3102 先週は第2ステップへ突入売り1.3166 今週は解消レベル接近中、1.2965レベルの買いでポジション解消も検討すべし。
★豪ドル円/NZドル円裁定取引(平均基準乖離幅6.50円 現状乖離幅9.30←9.00円)
乖離幅が9円台に拡大したことにより、チャンス到来である。
豪ドル円売り・NZ円買いの妙味が増している。
過去の経緯(1週間ごと)10円までの乖離幅を想定できればリスクも最小
4.25円→5.75円→6.45円→7.20→6.40→7.90→8.05→7.30→7.00→8.35円
★単純加算方式 ユーロ円+ドル円(255円以下は円高&260円以上は円安の目安)
直近の経過253.05円→255.25円→259.10→261.90→258.15→258.95→255.65
今週140.30+116.40=256.70円 255円割れの買いと260円台の売り推奨
●欧州通貨ペア スタート
ユーロポンド=先々週0.6853売り→先週0.6804買い→今週0.6862売りへ。
ユーロスイス=先々週1.5638売り→先週1.5639売り継続→今週1.5621売り継続中
ポンドスイス=先々週様子見2.2817→先週2.2986売りシグナル→今週2.2763の買いでポジション解消、様子見へ
*http://kentish.fc2web.com 新外為の森 参照
★本ペットチャートでは3段階分散投資をお勧めしています、常に少なめからの
始動をお願いいたします。最終的な投資・運用の判断はご自身の責任で行って下さい。
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