ストレス相場には反省と忍耐が!
今朝は何をしたかと尋ねれば、洗濯と暖かいのでふとんを干しただけというので、早速ふとんをチェックすると カバーの間に財布を発見。小さな声ですいませんと一言だけ。反省のかけらは微塵も感じられない。
一喜一憂するような為替売買、そしてシナリオのない行き当たりばったりの売買では勝ち組みにはなれませんが、時にはポジションの反省も含めて、売買経過を見直すことも必要です。勝っている時のストーリーと負けている時のストーリーを比較することも今後の糧になると思います。反省無くして、進歩は望めませんし、時には耐えることも。と心に強く思う次第です。
▲FOMC議事録も3月の利上げに向けての内容であり、結局は119円に届かず、昨晩のドル円の上値を確認した状況であるが、依然として118円台後半で渋滞中とストレスが溜まるような相場展開である。通常では、先に発表された1月の米景気先行指数が予想を大幅に上回ったことにより、一時的にも119円台に迫る展開をみせた時点で、119円のストップロスやオプショントリガ−の標的となり、一瞬でも119円台に乗せるのがマーケットのすう勢ではあるが、119円台寸前での利益確定とオプションの抵抗が意外にも強いマーケットであったと言える。市場ではすでに5月の利上げを想定しつつあり、FFレート5%に向けての足がかりを、これからの要人発言および他の経済指標に見出そうとする思考が強まるものと判断するが、1月の時点では5月の利上げの可能性はゼロであったものが、すでに50%以上の利上げの可能性を示しており、当面は米ドルの下値も堅調といわざるを得ない。しかしながら、3月までの利上げシナリオはほぼ完成しているが、5月のシナリオを想定するには時期尚早であり、5%のFFレートだけに捉われると相場感を狂わすことにもなる。今後の利上げが米ドル需要が強まり、米ドル離れを防ぐ一つの手段ではあるが、目先の金利動向だけでは米ドル買いにも息切れが生じることも考えられ、その現れが昨日のドル円119円なのかもしれない。
▲本日の東京市場では昨日の流れのように、ドル円の119円が壁になり、引き続き上値の重い展開になると判断するが、下値も118円台前半では堅調でもあり、狭いレンジ相場の攻防は避けられない市場と思われる。118円台前半の買いと119円の売りでしか妙味はないと判断する。ユーロドルも1.19割れを見たものの1.18台では根強い買いが散見され、下値も限定的と判断する。ドル円同様に狭いレンジ相場といえるが、1.19割れの買いと1.1950以上の売りにこだわりたい相場展開と言える。