為替相場には中期展望を!
先週の土曜日は、珍しくも立て続けに奥様よりメールが届く、内容自体は取るに足らないが、友人との会食実況中継である。そのメールの内容を紹介すると、『でかっ』『5個もある』『ジューシー』『苦しい・・美味しいけど』『1050円』と謎解きのようなメール。
何だと問いただすと、正体はカキフライ。常日頃、筆者が美味しいカキフライを食したいと言っていたアテツケとしか思えない。それではと、先日読者より、ご紹介いただいた恵比寿にある店恵比寿ガーデンプレイス(かつ好)に足を運んだ次第であるが、急いでオートバイで出かけたまでは良かったが、運悪く、右折禁止で捕まり、罰則金4千円とあいなり、その上『かつ好』は閉店でしたので、急遽 渋谷の和幸で食すことになったが、結果は高いカキフライとなってしまいました。
急いては事を仕損じるではないが、為替も正攻法でゆっくり挑むほうが賢明ですね、一喜一憂に浮かれることなく、じっくり味わう中期展望の替相場を目指した方がリスクは必ず減少します。負け惜しみに聞えるかもしれないが旬のカキフライは大粒で美味しかったですよ!
●シカゴIMM通貨先物における円のショートが急拡大、再びドル円120円への警戒感が
高まる週とも言える。昨年度12月の高値121.38円までは遠い道のりではあるが、先週末
の米雇用統計発表後を待ち構えたような投機筋の動きも見られ、120円台への足がかりと
しても満足できる展開であったと言える。円ショートの変化のみが際立っている状態だけ
に、再び120円台に向けての始動となるため、注目度は高い相場である。
しかしながら、週末には600億ドルを確実に越える米貿易赤字が待ち受けているだけに、
米経済の景況感も盛りあがりには欠けるが、投機筋の売り買いの交錯もあり、再び120円
のオプションとストップロスの展望が相場の明暗を分ける日も近いため、難易度はかなり
高くなることには間違いがないであろう。米金利の3月末の利上げ期待を残しながら、
米ドル買いムードの下地はあるが、昨年末のヘッジファンドによる米ドル売り調整と円高
局面も記憶に新しく、投資家心理が顕著になるため、思考錯誤の展開が続くと見るのが
順当であろう。
▲米国側からは中国の脅威を含めて人民元に対する貿易不均衡の改善要求の高まりも予想され、更に強い米国、強い米ドル、強い世界経済のリーダーシップを堅持することが重要課題でもあり、米国の迷走には終点がないのが現実であろう。
もう一段のFFレート利上げ観測がある中で、米長短期金利の逆イールド現象が米ドル資金
の還流に変化が生じることも予想され、各国中銀のリスク逃避の米ドル離れ、そして行き
所のないオイルマネーの動向などを考慮すると、近い将来、対米投資の牽引力にブレーキ
がかかることも予想され、常に米ドル急落も想定する必要性はある相場である。ストップ
ロスの置き所も明暗を分ける貴重なポイントになる相場とも言える。
個人投資家のドル円を含むクロス円買いも根強い円売りであることは疑問の余地はないが、持続的な円売りを望むわけにも行かず、相対的な独歩安の継続に要警戒時期と考える。
ドル円120円の節目相場ではあるが、120円台からの上昇も限定的な相場だけに、
120円前後の米?ロングは慎みたい相場である。ユーロドルも同様に1.200相場と見て、
1.2000前後のロングであればリスクも限定的な相場と考える。
*******今週のペットでも判る簡単チャートSummary********* 作成年月日 2006年2月04日(土)
FOMCの継続的な利上げ観測を背景に円安の兆しが鮮明になっているが、相対的には過
度な円安基調とも言える段階であり、要警戒。先週推奨したオセアニア通貨のスプレッ
ド取引が8円大から7円台前半まで縮小中であり、7円割れのポジション解消も目前か。
▲ドル円 【ユーロドル⇔ユーロ円】
先週117円台から弱い売りシグナルが点灯中、3段階のステップ売りあがりができれば
リスクも限定的と判断する。119円、119.50円そして、120.50円までのドル円売り
ステップができればリスク限定の米ドルショートである。
▲ユーロドル(『ドル円−ユーロ円』平均基準乖離幅25円 現状乖離幅24.10円)
先週1.2093に引き続き弱い売りシグナルが1.2025で発生しているが、
乖離幅から判断しても大きく下げる相場でもなく、少な目の売り始動を勧める。
▲豪ドル(ドル円−豪ドル円 平均乖離幅28円 現状乖離幅29.85)
依然として様子見状態が続く、現状0.7489は様子見
★NZドル(ドル円−NZ円 平均乖離幅33円 現在37.15円)
乖離幅の経過は34.50→37.00→37.40→37.15円
買い継続中0.6790→0.6811→0.6875
★カナダドル(ドル円−カナダ円 平均基準乖離幅18円 現状乖離幅15.05円)
買いシグナル継続中 1.1505→1.1449点灯中 米ドル買い/カナダドル売り
▲ポンド(ドル円x2−£円平均乖基準離幅25円 現状乖離幅28.20円)
先週の様子見から弱めの売り1.7628
▲スイスフラン(ドル円−スイス円 平均基準乖離幅23円 現状乖離幅27.05円)
再び乖離幅拡大中、様子見から売りシグナル点灯へ、1.2945売り
★豪ドル円/NZドル円裁定取引(平均基準乖離幅6.50円)
先々週乖離幅7.90円→更に拡大先週8.05円
推奨後7.30まで縮小中、目標:平均基準値6.50円まで
過去の経緯(1週間ごと)
4.25円→5.75円→6.20円→6.45円→7.20⇒6.40→7.90円→8.05円⇒7.30円
1stステップ、8円の乖離幅であれば豪ドル円売り・NZD円買いを推奨。
▲単純加算方式 ドル円+ユーロ円の推移
253.05円→255.25円→先週117.25+141.85=259.10
現在118.90+143.00=261.90と更に円安が進む。要警戒注意報、売り推奨
*http://kentish.fc2web.com 新外為の森
★本ペットチャートでは3段階分散投資をお勧めしています、常に少なめからの
始動をお願いいたします。最終的な投資・運用の判断はご自身の責任で行って下さい。
何だと問いただすと、正体はカキフライ。常日頃、筆者が美味しいカキフライを食したいと言っていたアテツケとしか思えない。それではと、先日読者より、ご紹介いただいた恵比寿にある店恵比寿ガーデンプレイス(かつ好)に足を運んだ次第であるが、急いでオートバイで出かけたまでは良かったが、運悪く、右折禁止で捕まり、罰則金4千円とあいなり、その上『かつ好』は閉店でしたので、急遽 渋谷の和幸で食すことになったが、結果は高いカキフライとなってしまいました。
急いては事を仕損じるではないが、為替も正攻法でゆっくり挑むほうが賢明ですね、一喜一憂に浮かれることなく、じっくり味わう中期展望の替相場を目指した方がリスクは必ず減少します。負け惜しみに聞えるかもしれないが旬のカキフライは大粒で美味しかったですよ!
●シカゴIMM通貨先物における円のショートが急拡大、再びドル円120円への警戒感が
高まる週とも言える。昨年度12月の高値121.38円までは遠い道のりではあるが、先週末
の米雇用統計発表後を待ち構えたような投機筋の動きも見られ、120円台への足がかりと
しても満足できる展開であったと言える。円ショートの変化のみが際立っている状態だけ
に、再び120円台に向けての始動となるため、注目度は高い相場である。
しかしながら、週末には600億ドルを確実に越える米貿易赤字が待ち受けているだけに、
米経済の景況感も盛りあがりには欠けるが、投機筋の売り買いの交錯もあり、再び120円
のオプションとストップロスの展望が相場の明暗を分ける日も近いため、難易度はかなり
高くなることには間違いがないであろう。米金利の3月末の利上げ期待を残しながら、
米ドル買いムードの下地はあるが、昨年末のヘッジファンドによる米ドル売り調整と円高
局面も記憶に新しく、投資家心理が顕著になるため、思考錯誤の展開が続くと見るのが
順当であろう。
▲米国側からは中国の脅威を含めて人民元に対する貿易不均衡の改善要求の高まりも予想され、更に強い米国、強い米ドル、強い世界経済のリーダーシップを堅持することが重要課題でもあり、米国の迷走には終点がないのが現実であろう。
もう一段のFFレート利上げ観測がある中で、米長短期金利の逆イールド現象が米ドル資金
の還流に変化が生じることも予想され、各国中銀のリスク逃避の米ドル離れ、そして行き
所のないオイルマネーの動向などを考慮すると、近い将来、対米投資の牽引力にブレーキ
がかかることも予想され、常に米ドル急落も想定する必要性はある相場である。ストップ
ロスの置き所も明暗を分ける貴重なポイントになる相場とも言える。
個人投資家のドル円を含むクロス円買いも根強い円売りであることは疑問の余地はないが、持続的な円売りを望むわけにも行かず、相対的な独歩安の継続に要警戒時期と考える。
ドル円120円の節目相場ではあるが、120円台からの上昇も限定的な相場だけに、
120円前後の米?ロングは慎みたい相場である。ユーロドルも同様に1.200相場と見て、
1.2000前後のロングであればリスクも限定的な相場と考える。
*******今週のペットでも判る簡単チャートSummary********* 作成年月日 2006年2月04日(土)
FOMCの継続的な利上げ観測を背景に円安の兆しが鮮明になっているが、相対的には過
度な円安基調とも言える段階であり、要警戒。先週推奨したオセアニア通貨のスプレッ
ド取引が8円大から7円台前半まで縮小中であり、7円割れのポジション解消も目前か。
▲ドル円 【ユーロドル⇔ユーロ円】
先週117円台から弱い売りシグナルが点灯中、3段階のステップ売りあがりができれば
リスクも限定的と判断する。119円、119.50円そして、120.50円までのドル円売り
ステップができればリスク限定の米ドルショートである。
▲ユーロドル(『ドル円−ユーロ円』平均基準乖離幅25円 現状乖離幅24.10円)
先週1.2093に引き続き弱い売りシグナルが1.2025で発生しているが、
乖離幅から判断しても大きく下げる相場でもなく、少な目の売り始動を勧める。
▲豪ドル(ドル円−豪ドル円 平均乖離幅28円 現状乖離幅29.85)
依然として様子見状態が続く、現状0.7489は様子見
★NZドル(ドル円−NZ円 平均乖離幅33円 現在37.15円)
乖離幅の経過は34.50→37.00→37.40→37.15円
買い継続中0.6790→0.6811→0.6875
★カナダドル(ドル円−カナダ円 平均基準乖離幅18円 現状乖離幅15.05円)
買いシグナル継続中 1.1505→1.1449点灯中 米ドル買い/カナダドル売り
▲ポンド(ドル円x2−£円平均乖基準離幅25円 現状乖離幅28.20円)
先週の様子見から弱めの売り1.7628
▲スイスフラン(ドル円−スイス円 平均基準乖離幅23円 現状乖離幅27.05円)
再び乖離幅拡大中、様子見から売りシグナル点灯へ、1.2945売り
★豪ドル円/NZドル円裁定取引(平均基準乖離幅6.50円)
先々週乖離幅7.90円→更に拡大先週8.05円
推奨後7.30まで縮小中、目標:平均基準値6.50円まで
過去の経緯(1週間ごと)
4.25円→5.75円→6.20円→6.45円→7.20⇒6.40→7.90円→8.05円⇒7.30円
1stステップ、8円の乖離幅であれば豪ドル円売り・NZD円買いを推奨。
▲単純加算方式 ドル円+ユーロ円の推移
253.05円→255.25円→先週117.25+141.85=259.10
現在118.90+143.00=261.90と更に円安が進む。要警戒注意報、売り推奨
*http://kentish.fc2web.com 新外為の森
★本ペットチャートでは3段階分散投資をお勧めしています、常に少なめからの
始動をお願いいたします。最終的な投資・運用の判断はご自身の責任で行って下さい。