思いがけない敏腕ディーラーとの激突?
昨晩はNHKスペシャル「マネー 思惑の激突」を拝見した。
娘はジャニーズ系の『Kui-Tan』を観たいと主張するが、珍しくもビデオ録画で我慢してくれた。
昨年9月の出来事でもあり、演出たっぷりの番組とはで言いながらも、邦銀ディーラーの出る幕は全くなく、典型的なサラリーマンディーラーの集団としか映らなかったのは残念ですね。
確かに邦銀系のディーラーでは絵にならないのでしょうが、
番組の内容よりも、未だに活躍する老年ディーラー(ジョン・テイラー氏)の敏腕よりも存在自体には脅かされた次第です。
団塊の世代のディーラー復活とはならないでしょうが、可能性は万に一つぐらいはあるのかもしれませんね。
●日本株式市場も先のライブドアショックからの回復力には驚かされえるほどが、日本経済の景況感の良さが鮮明になっている。しかしながら、株高、円高の構図とはならず、FOMCの政策金利発表を前にして、再び円安圧力が増しているのが現状である。
原油価格の高騰や地政学的リスクの高まりが米ドルの上昇を抑えることにもなるが、米経済のファンダメンタルズは現状維持という見方も多く、日米欧のバランス感覚が働き易い局面でもある。景況感だけで言えば、日欧米の順であるが、金利としての格差は
米欧日の順は歴然であり、相対的には金利格差による米ドル買いシナリオが根強いことを示している。早急には金利の引き上げが出来ない日本円とユーロドルでもあり、今週の0.25%の利上げが確実視されている米ドルとの比較は言うまでもないが、FOMC
の政策金利発表ごとに米ドルが再評価される心理相場に突入していることも現実である。
▲今回の利上げも確実視されるとは言いながらも、米国の財政事情の悪化も深刻であり、またインフレの沈静化、長短金利のフラット化が生み出す影響を考えると、今回で最後になる可能性も否定は出来ないところであるが、イランの核問題をはじめとして、地政学的リスクの高まりが背景にあり、米国としても、利上げをする以上は米経済の弱みは見せられないのも事実であり、おそらく慎重な中で、次回のFOMCの利上げ余地を残した声明文となる可能性が高いと思われる。
▲先週末の米ドルが買い戻されたことによって、再び120円を目指した米ドル高論も浮上しているようだが、1円~2円の円安局面では、逆に投機筋の利益確定の売りも警戒すべきレベルと言える。
今週はFOMC以外にも経済指標が目白押し状態でもあり、米金利から離れれば、米ドルを買い求める好材料が希薄でもあり、先週の米GDPが示すように、総じて、米経済の鈍化傾向も起因しているだけに、ポジションの縮小を試みながらの売買に徹すべき週である。
*******今週のペットでも判る簡単チャートSummary********
*作成年月日 2006年1月28日(土)
*FOMCを前にして、円安独歩高の様相を見せているが、相対的には大きなゆがみは形成されていない。先週と同様にオセアニア通貨のスプレッドが弱冠ながらも拡大傾向にあり、8円台の乖離幅であれば、リスクも限定的なレベル突入している。
▲ドル円 【ユーロドル⇔ユーロ円】
先週の115円台では弱めの売りシグナルであったが、現状117.30円では売りシグナル点灯中。
▲ユーロドル(『ドル円−ユーロ円』平均基準乖離幅25円 現状乖離幅24.55円)
先週に引き続き弱い売りシグナルが発生。 乖離幅は基準値に位置しているが、
チャート上では乖離幅がみられる。1.2093でも弱めの売りシグナルが点灯中。
▲豪ドル(ドル円−豪ドル円 平均乖離幅28円 先週乖離幅29.10→現在29.35円)
依然として様子見状態が続く、現状0.7497は様子見
★NZドル(ドル円−NZ円 平均乖離幅33円 先週乖離幅37.00→現在37.40円)
先週よりも少々乖離幅が拡大しており、乖離幅の経過は34.50→37.00→37.40円
買い継続0.6811
★カナダドル(ドル円−カナダ円 平均基準乖離幅18円 先週乖離幅15.25→15.35円)
買いシグナル継続中 1.1505点灯中
▲ ポンド(ドル円x2−£円平均乖基準離幅25円 先週乖離幅26.40→現在27.25円)
先週の様子見から弱めの売り1.7677へ『金額少なめ』
▲スイスフラン(ドル円−スイス円 平均基準乖離幅23円 先週乖離幅25.00→26円)
再び乖離幅拡大中、様子見から売りシグナル点灯へ、1.2848売り
★豪ドル円/NZドル円裁定取引(平均基準乖離幅6.50円)
先々週乖離幅6.40円→先週乖離幅7.90円→更に拡大8.05円
一週間ごとの過去の経緯
4.25→5.75→6.20→6.45→7.20→6.40→7.90→8.05円、
1st ステップ継続中、豪ドル円売り・NZD円買いを推奨。
▲単純加算方式 ドル円+ユーロ円の推移
先々週253.05円→先週115.30+139.95円=255.25円
現在117.25+141.85=259.10と更に円安が進む。260円前後での売りを推奨する。
*http://kentish.fc2web.com 新外為の森
*http://kentish.fc2web.com/products.htm チャート参照
★本ペットチャートでは3段階分散投資をお勧めしています、常に少なめからの始動をお願いいたします。最終的な投資・運用の判断はご自身の責任で行って下さい。
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娘はジャニーズ系の『Kui-Tan』を観たいと主張するが、珍しくもビデオ録画で我慢してくれた。
昨年9月の出来事でもあり、演出たっぷりの番組とはで言いながらも、邦銀ディーラーの出る幕は全くなく、典型的なサラリーマンディーラーの集団としか映らなかったのは残念ですね。
確かに邦銀系のディーラーでは絵にならないのでしょうが、
番組の内容よりも、未だに活躍する老年ディーラー(ジョン・テイラー氏)の敏腕よりも存在自体には脅かされた次第です。
団塊の世代のディーラー復活とはならないでしょうが、可能性は万に一つぐらいはあるのかもしれませんね。
●日本株式市場も先のライブドアショックからの回復力には驚かされえるほどが、日本経済の景況感の良さが鮮明になっている。しかしながら、株高、円高の構図とはならず、FOMCの政策金利発表を前にして、再び円安圧力が増しているのが現状である。
原油価格の高騰や地政学的リスクの高まりが米ドルの上昇を抑えることにもなるが、米経済のファンダメンタルズは現状維持という見方も多く、日米欧のバランス感覚が働き易い局面でもある。景況感だけで言えば、日欧米の順であるが、金利としての格差は
米欧日の順は歴然であり、相対的には金利格差による米ドル買いシナリオが根強いことを示している。早急には金利の引き上げが出来ない日本円とユーロドルでもあり、今週の0.25%の利上げが確実視されている米ドルとの比較は言うまでもないが、FOMC
の政策金利発表ごとに米ドルが再評価される心理相場に突入していることも現実である。
▲今回の利上げも確実視されるとは言いながらも、米国の財政事情の悪化も深刻であり、またインフレの沈静化、長短金利のフラット化が生み出す影響を考えると、今回で最後になる可能性も否定は出来ないところであるが、イランの核問題をはじめとして、地政学的リスクの高まりが背景にあり、米国としても、利上げをする以上は米経済の弱みは見せられないのも事実であり、おそらく慎重な中で、次回のFOMCの利上げ余地を残した声明文となる可能性が高いと思われる。
▲先週末の米ドルが買い戻されたことによって、再び120円を目指した米ドル高論も浮上しているようだが、1円~2円の円安局面では、逆に投機筋の利益確定の売りも警戒すべきレベルと言える。
今週はFOMC以外にも経済指標が目白押し状態でもあり、米金利から離れれば、米ドルを買い求める好材料が希薄でもあり、先週の米GDPが示すように、総じて、米経済の鈍化傾向も起因しているだけに、ポジションの縮小を試みながらの売買に徹すべき週である。
*******今週のペットでも判る簡単チャートSummary********
*作成年月日 2006年1月28日(土)
*FOMCを前にして、円安独歩高の様相を見せているが、相対的には大きなゆがみは形成されていない。先週と同様にオセアニア通貨のスプレッドが弱冠ながらも拡大傾向にあり、8円台の乖離幅であれば、リスクも限定的なレベル突入している。
▲ドル円 【ユーロドル⇔ユーロ円】
先週の115円台では弱めの売りシグナルであったが、現状117.30円では売りシグナル点灯中。
▲ユーロドル(『ドル円−ユーロ円』平均基準乖離幅25円 現状乖離幅24.55円)
先週に引き続き弱い売りシグナルが発生。 乖離幅は基準値に位置しているが、
チャート上では乖離幅がみられる。1.2093でも弱めの売りシグナルが点灯中。
▲豪ドル(ドル円−豪ドル円 平均乖離幅28円 先週乖離幅29.10→現在29.35円)
依然として様子見状態が続く、現状0.7497は様子見
★NZドル(ドル円−NZ円 平均乖離幅33円 先週乖離幅37.00→現在37.40円)
先週よりも少々乖離幅が拡大しており、乖離幅の経過は34.50→37.00→37.40円
買い継続0.6811
★カナダドル(ドル円−カナダ円 平均基準乖離幅18円 先週乖離幅15.25→15.35円)
買いシグナル継続中 1.1505点灯中
▲ ポンド(ドル円x2−£円平均乖基準離幅25円 先週乖離幅26.40→現在27.25円)
先週の様子見から弱めの売り1.7677へ『金額少なめ』
▲スイスフラン(ドル円−スイス円 平均基準乖離幅23円 先週乖離幅25.00→26円)
再び乖離幅拡大中、様子見から売りシグナル点灯へ、1.2848売り
★豪ドル円/NZドル円裁定取引(平均基準乖離幅6.50円)
先々週乖離幅6.40円→先週乖離幅7.90円→更に拡大8.05円
一週間ごとの過去の経緯
4.25→5.75→6.20→6.45→7.20→6.40→7.90→8.05円、
1st ステップ継続中、豪ドル円売り・NZD円買いを推奨。
▲単純加算方式 ドル円+ユーロ円の推移
先々週253.05円→先週115.30+139.95円=255.25円
現在117.25+141.85=259.10と更に円安が進む。260円前後での売りを推奨する。
*http://kentish.fc2web.com 新外為の森
*http://kentish.fc2web.com/products.htm チャート参照
★本ペットチャートでは3段階分散投資をお勧めしています、常に少なめからの始動をお願いいたします。最終的な投資・運用の判断はご自身の責任で行って下さい。
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