強気な株式市場=宙ぶらりんな為替相場の幕開け!
明けましておめでとうございます。何卒本年も宜しくお願い申し上げます。
2006年度は円高の旅立ちとなり、本年度も波乱含みを予感させる為替相場です。米金利の打ち止め感が、円安ストップをもたらすか、依然として金利差を睨んだ高金利通貨の外貨投資が再び円安懸念をもたらすか、それとも、好調な株式市場を背景にして、円高の先導役を果たすのか予断が許せない状況が続きますが、年間変動率から判断しても、ドル円105円~125円のレンジ相場の始まりとなる筈であるが、FFレートの利上げ終焉が見越せば、105~120円のレンジ相場の形成であろう。
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年明け早々から115円台の円高発進と波乱含みの展開が待ち受けている。昨日12月の米ISM製造業景況指数が悪化により再度116円台に突入し、その後昨年のFOMC議事録が「追加利上げの回数は多くない」と利上げ打ち止め感が表面化したことが、ドル売り要因であるが、米国としても、長短期の逆イールド利回りが発生したことにより、方向転換が迫られ、住宅バブルの崩壊を避ける意味合いでも、連続的なFFレートの利上げに警戒感も生じているのが実情であろう。 常識的にはFRB議長の退任も含めて、あと1回の利上げで終焉する可能性が高くなったといえるだろう。円高基調が本格的になると判断するには時期尚早ではあるが、日米金利差拡大が制限される以上は、ドル円の上値が重くなることは必然であり、当面は118円の上値を見れば、より安全なトレードが可能になると思われる、しかし、下値に関しては当面は115円が節目とはなるが、同時にユーロドルの上昇テンポが気になるところであり、その上、昨日のNY市場においても金価格及び原油価格の上昇が米ドル離れに拍車をかける見方も浮上しており、米ドルの急落にも備える必要性がある。
● 一方では金利差による米ドルメリットを享受できるという見方もあるが、中期的なスワップ狙いに徹するならば、115円台の買いを推奨するが、短期的にはもう一段の下落を見てからの米ドルロングガ正解であろう。ドル円の115円台では潜在的なキャリートレードが発生するレベルでもあり、円高ペースが抑制されることは避けられず、115円台半ば割れを見てからの米ドルロングを推奨する。現状では利益確定の米ドル買いも116円割れではあり、下値警戒は少ないが、実需の売りと損失確定の売り116円台半ばにはあり、まだまだ流動的な段階である。いずれにしても、予断を許せない状況が続くが、心理的にも116円前後の探り合いが続いている以上は、買いは115円台半ば、売りは116円台半ば以上と決めてかかることが大事であり、思惑的な動きを見てからの売買に徹したい相場である。
ユーロドルも1.2000台に乗せて、上昇基調にはあるが、すべてが米国事情の結果でもあり、ユーロドル自体の反発力は期待出来ないが、再び原油価格の上昇ともなれば、避難通貨としての役目を果たすことも十分に考えられ、1.2000割れであれば買いを推奨する。反面上昇力も一時的になる可能性もあり、随時、利益確定の動きがあるように、きめ細かい売買が要求されると判断する。
●【補足】新外為の森ホームページ上で、(ペットでも判る簡単チャート)下記の事前予測を1月01日に提示いたしましたが、ポジション解消レベルに到達している通貨もありますので、ご自身の判断で実施していただければと存じます。
ドル円117.85売り ユーロドル買い1.1841 ポンド買い1.7225
豪ドル買い0.7339 NZドル買い0.6833 USDSFR売り1.3138
2006年度は円高の旅立ちとなり、本年度も波乱含みを予感させる為替相場です。米金利の打ち止め感が、円安ストップをもたらすか、依然として金利差を睨んだ高金利通貨の外貨投資が再び円安懸念をもたらすか、それとも、好調な株式市場を背景にして、円高の先導役を果たすのか予断が許せない状況が続きますが、年間変動率から判断しても、ドル円105円~125円のレンジ相場の始まりとなる筈であるが、FFレートの利上げ終焉が見越せば、105~120円のレンジ相場の形成であろう。
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年明け早々から115円台の円高発進と波乱含みの展開が待ち受けている。昨日12月の米ISM製造業景況指数が悪化により再度116円台に突入し、その後昨年のFOMC議事録が「追加利上げの回数は多くない」と利上げ打ち止め感が表面化したことが、ドル売り要因であるが、米国としても、長短期の逆イールド利回りが発生したことにより、方向転換が迫られ、住宅バブルの崩壊を避ける意味合いでも、連続的なFFレートの利上げに警戒感も生じているのが実情であろう。 常識的にはFRB議長の退任も含めて、あと1回の利上げで終焉する可能性が高くなったといえるだろう。円高基調が本格的になると判断するには時期尚早ではあるが、日米金利差拡大が制限される以上は、ドル円の上値が重くなることは必然であり、当面は118円の上値を見れば、より安全なトレードが可能になると思われる、しかし、下値に関しては当面は115円が節目とはなるが、同時にユーロドルの上昇テンポが気になるところであり、その上、昨日のNY市場においても金価格及び原油価格の上昇が米ドル離れに拍車をかける見方も浮上しており、米ドルの急落にも備える必要性がある。
● 一方では金利差による米ドルメリットを享受できるという見方もあるが、中期的なスワップ狙いに徹するならば、115円台の買いを推奨するが、短期的にはもう一段の下落を見てからの米ドルロングガ正解であろう。ドル円の115円台では潜在的なキャリートレードが発生するレベルでもあり、円高ペースが抑制されることは避けられず、115円台半ば割れを見てからの米ドルロングを推奨する。現状では利益確定の米ドル買いも116円割れではあり、下値警戒は少ないが、実需の売りと損失確定の売り116円台半ばにはあり、まだまだ流動的な段階である。いずれにしても、予断を許せない状況が続くが、心理的にも116円前後の探り合いが続いている以上は、買いは115円台半ば、売りは116円台半ば以上と決めてかかることが大事であり、思惑的な動きを見てからの売買に徹したい相場である。
ユーロドルも1.2000台に乗せて、上昇基調にはあるが、すべてが米国事情の結果でもあり、ユーロドル自体の反発力は期待出来ないが、再び原油価格の上昇ともなれば、避難通貨としての役目を果たすことも十分に考えられ、1.2000割れであれば買いを推奨する。反面上昇力も一時的になる可能性もあり、随時、利益確定の動きがあるように、きめ細かい売買が要求されると判断する。
●【補足】新外為の森ホームページ上で、(ペットでも判る簡単チャート)下記の事前予測を1月01日に提示いたしましたが、ポジション解消レベルに到達している通貨もありますので、ご自身の判断で実施していただければと存じます。
ドル円117.85売り ユーロドル買い1.1841 ポンド買い1.7225
豪ドル買い0.7339 NZドル買い0.6833 USDSFR売り1.3138