円高注意報はまだ早い<大雪注意報!
昨日は自宅で原稿書きをするよりも、近場の図書館で調べ物を兼ねようと、開館して10分後に入館したのだが、20席はある個別の席はすでに占領されており、早々と退散した次第であるが、受験生にとってはクリスマスも正月もないのでしょうね。結局は駅のそばにあるドトールで朝食をとりながら、来年の出版の構想作りとなったが、最近の原稿書きがワープロ主体でもあり、特に漢字が正確に書く力が衰えているのを実感しましたね。
先日も娘のクセのある漢字を批判し、誤字も指摘したが、初めて耳にしたが、漢字テスト「漢検」で4級合格証を持っているから普通であると豪語する。逆にお父さんは漢検何級、英検は何級持っていると反対尋問のような口調で問いただす始末。
是非、来年の年賀ハガキは手書きとしたいと思うのだが。。。。
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●1週間前はドル円120円台での攻防と金利格差により、125円説まで実しやかに記述された状況から、今週は180度転回した円高論に物議が寄せられるが、正直、不透明としか言いようがない相場である。東京市場では買戻しの動きが先行すると推測するが、潜在的なストップロスもあり、利益確定と損失確定が交錯することは避けられず、短期勝負の展開として参加するか、様子見に徹するかはっきりして臨みたい相場である。
本国投資法に絡むリパトリエーション(資金の本国送還)が終了し、10月の米貿易赤字額が過去最高を記録し、また米財政赤字も依然として削減策が見られない状況下では米ドルの上昇も限界に近いことを示しているとも言える。年末・年始の季節的な要因を挙げて、一時的な円高現象と見る評論家は依然として根強いが、今後はドル円120円の天井感を意識しながらの展開が予想されるため、米金利の打ち止め感や中国政府の米ドル離れとも思える分散投資への牽制も視野に入れなければならず、容易な相場ではない。
●今回の円の急上昇がクリスマス及び年度末の休暇前での円高局面でもあり、単に過小評価され続けた円安調整と判断するか、または各国金利差による円安相場も最終局面と判断する見方も浮上しており、さらに、米金利の利上げ打ち止め観測が広がることも視野に入れながらの展開だけに難易度はかなり高い相場であることに認識する必要がある、また既存のテクニカル分析では機能しない相場であることに注意を払いたい。
おそらく、市場関係者でも今後の相場は読みきれない状況であるが、115円台にドル円が下落したことにより、再び日米の金利格差を前面に押し出す機関投資家や業者も増えることは必然であり、米ドルのみならずポンド、オセアニアなどの高金利通貨への買い意欲は健在と見るのが妥当であろう。しかしながら、金利差による拡大リスクは常に今回のような円高局面をもたらす事になることが、今までのようなゼロ金利の円を利用したキャリートレード手法は株式市場では引き続き好結果をもたらすが、ドル円相場の円安局面を望むには疑問が生じるところである。
★中長期的な視野に立てば、当面は日米金利格差の縮小が望めないだけにドル円115円は絶好の買い局面と見なしても問題がないが、今回のような狼狽したマーケットではドル円110円近辺までの調整も考慮する必要はある。総じて短期トレードと中期トレードの相違が出やすい相場でもあり、ポジションの分散化も考慮してみるのも一案である。
★いずれにしても、今回のドル円調整場面で今までの米ドルブル派にも数多くの理由付けがあるようだが、マーケットとのトレンドが変わった事は認識すべきであり、戦略の見直しが要求されるマーケットである
俗にディトレーダー的な近視眼的な発想では勝ち目が薄い相場でもあり、仮に超短期 的な視野に立つならば、ドル円の節目である120円や115円そして110円などの大きな分岐点での勝負に専念することが良策と思える。金利差を生かす取引を優先させるならば、買いのタイミングを重視することが大切であるが、ポジション枠余裕とともに、余裕資金とのバランスを考えなければ、高金利にばかりに手を出すべきではないと言える。
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********今週のペットでも判る簡単チャートSummary********
*先週までの円安から一変した円高基調の状況がペットチャートでは如実に調整局面を示している。行過ぎた円安を物語るような円高局面を再度チェックしながらチャートを参照してください。
*新外為の森
▲ドル円 ドル円の売りを120円台から推奨していたが、115円台でも半値戻しの状態である。利益確定も視野に入れることも忘れてはならない。チャート上では来春に110円までの円高も可能であるが、基本的にはややゆっくりした円高懸念をイメージした方が賢明である。ドル円115.65円の売り継続を推奨するが、少なめの米ドル売りに徹するべきで、再度金利差を背景とした米ドル買いが生じるまでの待機策も必要である。目安は117円台のドル円売りに妙味が生じると判断する。
▲ユーロドル 1.20でも中期的には買いゾーンであるが、弱めの買いシグナルであり、1.19台からの買いを勧める。現状では様子見。
▲豪ドルは様子見であるが、NZドルも調整売りがあり、買い気配に突入0.6904の買いを推奨する。
▲カナダドルは0.8625では売り気配に突入。
▲ ポンドは先週1.7550の売りを推奨し、利益確定の局面はあったものの、再び1.7726まで上昇、売り気配であるが、弱冠弱めの売りシグナルでもあり、もう一段の上昇を待つか、ドル円との乖離をチェックしながらの売りが賢明である。一度様子見へ。
▲スイスフラン 0.7743レベルで買い方向へ
▲カナダドル 様子見段階から0.8625は売り気配に突入
▲豪ドル円/NZドル円裁定取引 乖離幅が基準レベル6.50円に戻りつつある、現状の6.20円の乖離幅で一度はポジション解消を実施すべし。ちなみに過去1ヶ月間の1週間ごとの推移は4.65円→4.25円 円→5.75円、そして現状の6.20円。
▲単純加算方式 ドル円+ユーロ円の推移は下記のようになっている。
円安進行中にドル円121.10+ユーロ円141.80=262.90から120.65+142.50=263.15円と拡大したが、今回の円高で一気に縮小。ドル円115.65円+ユーロ円138.95円=254.60と過去数年間の最高基準値レベルまで下落し、当面は260円台の売りと240円台の買いに絞ることも可能であろう。極端な円安及び円高の基準点を探るには有効な手段でもある。
先日も娘のクセのある漢字を批判し、誤字も指摘したが、初めて耳にしたが、漢字テスト「漢検」で4級合格証を持っているから普通であると豪語する。逆にお父さんは漢検何級、英検は何級持っていると反対尋問のような口調で問いただす始末。
是非、来年の年賀ハガキは手書きとしたいと思うのだが。。。。
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●1週間前はドル円120円台での攻防と金利格差により、125円説まで実しやかに記述された状況から、今週は180度転回した円高論に物議が寄せられるが、正直、不透明としか言いようがない相場である。東京市場では買戻しの動きが先行すると推測するが、潜在的なストップロスもあり、利益確定と損失確定が交錯することは避けられず、短期勝負の展開として参加するか、様子見に徹するかはっきりして臨みたい相場である。
本国投資法に絡むリパトリエーション(資金の本国送還)が終了し、10月の米貿易赤字額が過去最高を記録し、また米財政赤字も依然として削減策が見られない状況下では米ドルの上昇も限界に近いことを示しているとも言える。年末・年始の季節的な要因を挙げて、一時的な円高現象と見る評論家は依然として根強いが、今後はドル円120円の天井感を意識しながらの展開が予想されるため、米金利の打ち止め感や中国政府の米ドル離れとも思える分散投資への牽制も視野に入れなければならず、容易な相場ではない。
●今回の円の急上昇がクリスマス及び年度末の休暇前での円高局面でもあり、単に過小評価され続けた円安調整と判断するか、または各国金利差による円安相場も最終局面と判断する見方も浮上しており、さらに、米金利の利上げ打ち止め観測が広がることも視野に入れながらの展開だけに難易度はかなり高い相場であることに認識する必要がある、また既存のテクニカル分析では機能しない相場であることに注意を払いたい。
おそらく、市場関係者でも今後の相場は読みきれない状況であるが、115円台にドル円が下落したことにより、再び日米の金利格差を前面に押し出す機関投資家や業者も増えることは必然であり、米ドルのみならずポンド、オセアニアなどの高金利通貨への買い意欲は健在と見るのが妥当であろう。しかしながら、金利差による拡大リスクは常に今回のような円高局面をもたらす事になることが、今までのようなゼロ金利の円を利用したキャリートレード手法は株式市場では引き続き好結果をもたらすが、ドル円相場の円安局面を望むには疑問が生じるところである。
★中長期的な視野に立てば、当面は日米金利格差の縮小が望めないだけにドル円115円は絶好の買い局面と見なしても問題がないが、今回のような狼狽したマーケットではドル円110円近辺までの調整も考慮する必要はある。総じて短期トレードと中期トレードの相違が出やすい相場でもあり、ポジションの分散化も考慮してみるのも一案である。
★いずれにしても、今回のドル円調整場面で今までの米ドルブル派にも数多くの理由付けがあるようだが、マーケットとのトレンドが変わった事は認識すべきであり、戦略の見直しが要求されるマーケットである
俗にディトレーダー的な近視眼的な発想では勝ち目が薄い相場でもあり、仮に超短期 的な視野に立つならば、ドル円の節目である120円や115円そして110円などの大きな分岐点での勝負に専念することが良策と思える。金利差を生かす取引を優先させるならば、買いのタイミングを重視することが大切であるが、ポジション枠余裕とともに、余裕資金とのバランスを考えなければ、高金利にばかりに手を出すべきではないと言える。
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********今週のペットでも判る簡単チャートSummary********
*先週までの円安から一変した円高基調の状況がペットチャートでは如実に調整局面を示している。行過ぎた円安を物語るような円高局面を再度チェックしながらチャートを参照してください。
*新外為の森
▲ドル円 ドル円の売りを120円台から推奨していたが、115円台でも半値戻しの状態である。利益確定も視野に入れることも忘れてはならない。チャート上では来春に110円までの円高も可能であるが、基本的にはややゆっくりした円高懸念をイメージした方が賢明である。ドル円115.65円の売り継続を推奨するが、少なめの米ドル売りに徹するべきで、再度金利差を背景とした米ドル買いが生じるまでの待機策も必要である。目安は117円台のドル円売りに妙味が生じると判断する。
▲ユーロドル 1.20でも中期的には買いゾーンであるが、弱めの買いシグナルであり、1.19台からの買いを勧める。現状では様子見。
▲豪ドルは様子見であるが、NZドルも調整売りがあり、買い気配に突入0.6904の買いを推奨する。
▲カナダドルは0.8625では売り気配に突入。
▲ ポンドは先週1.7550の売りを推奨し、利益確定の局面はあったものの、再び1.7726まで上昇、売り気配であるが、弱冠弱めの売りシグナルでもあり、もう一段の上昇を待つか、ドル円との乖離をチェックしながらの売りが賢明である。一度様子見へ。
▲スイスフラン 0.7743レベルで買い方向へ
▲カナダドル 様子見段階から0.8625は売り気配に突入
▲豪ドル円/NZドル円裁定取引 乖離幅が基準レベル6.50円に戻りつつある、現状の6.20円の乖離幅で一度はポジション解消を実施すべし。ちなみに過去1ヶ月間の1週間ごとの推移は4.65円→4.25円 円→5.75円、そして現状の6.20円。
▲単純加算方式 ドル円+ユーロ円の推移は下記のようになっている。
円安進行中にドル円121.10+ユーロ円141.80=262.90から120.65+142.50=263.15円と拡大したが、今回の円高で一気に縮小。ドル円115.65円+ユーロ円138.95円=254.60と過去数年間の最高基準値レベルまで下落し、当面は260円台の売りと240円台の買いに絞ることも可能であろう。極端な円安及び円高の基準点を探るには有効な手段でもある。