通貨選択のチャンポンは厳禁?
今週末11月20日(日)にはペットでも判る簡単チャートのセミナーもあり、短時間で済ますつもりが、生来の酒好きが手伝い、「お客さん最終オーダーです」と聞きなれた声が響いていました。少々朝から堪えてはいるが、安酒でもチャンポンせずに焼酎に徹すると2日酔いが極端に少なくなる。酒との相性と質にもあるのでしょうね。
為替でも得意の通貨選択を吟味して、取り掛かることが大事ですね。最近では為替ディーラーでも聞いたことのない通貨ペアが氾濫している状況には驚くばかりであるが、怖いもの見たさのトレードと高金利通貨に目が奪われている商品が乱発されているのでしょうが、為替市場の実体のない通貨でありながら、顧客に勧める事が可能な日本の為替証拠金取引の甘さがあるのでしょうね。金融庁も事が起きてから苦言と対策を講じても、一般投資家にとってはいい迷惑である。
12時前後に駅に着くと、駅前の酒屋に人だかり、ボジョレーの解禁日でしたが、相変わらず値段も高く、素通りしたが、おそらくフランスでも日本人が一番のお客さんでしょうね。今じゃ、フランスではワイン党は激減、若者は口にしない時代。まあ、あれだけ騒動があれば、ボジョレーヌ−ボどころの状況でもないでしょうが。今朝の日経CNBCではボジョレー解禁日を境に日経平均株価とフランス株価を比較検討していいたが、何でもかんでも相場に結びつけるのは日本人の習性なのですかね、洒落であれば文句はないが、長々と真剣に報道している姿を見る限りは愕然としました。
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●昨日の対米証券投資の大幅な買い越しが過去最大ともなれば、新旧のFRB議長をはじめとして、強気とも思える発言内容も納得できる部分はある。財政難に苦しむ米国にとっても対米証券投資の裏づけがあればこそ、タカ派的な見解も優先され、さらに金利引上げに余力を示すことが当面の金融政策なのだろうが、いずれは再燃する双子の赤字の先延ばし的な発想も充分にある。金利上昇は米ドル買いの即効薬となるが、最終的には長期金利の上昇に繋がり、財政負担が増すばかりであり、更に金融政策の舵取りが困難にもなる。特にインフレ懸念を前提にした米ドル金利の上昇も米ドル独歩高が明らかになり、原油価格の高騰が払拭される状況でもあり、米ドル独歩高の意味合いが希薄になる日も近いと判断する。
▼米金利高がイコール米ドル買いとなる図式は半永久的に持続は出来ないことは明確であり、ドル円120円、ユーロドル1.16から1.15台での節目はかなり意識しなければならない。ここ数年間はドル円の年間変動率が10%前後を回遊していただけに、9月はじめの109円台を境にして、わずか2ヵ月半で10円以上と米ドル買いフィーバーが継続中である。常に上値の限界を感じながらの米ドル上昇だっただけに、損失を被るディーラーも多く見られ、依然として、天井知らずの米ドルには常に疑念を持ちながらのトレードが多く見られる。為替の専門家ほどダメージが大きいとも言われ、相場感よりも、個人投資家も含め、ヘッジファンドなどの実需が旺盛であったことを意味する。ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析もワークしない状況が、更にマーケットの方向感を失わせている。
素直に金利だけに集中し、スワップ狙いのキャリートレードが圧勝しているだけに、機関投資家を筆頭に更に対米投資にはずみをつける情勢であるが、さすがに要注意レベルに達しているだけに、年末にかけての収益確保の米ドル売りも予想されるだけに、米ドルロングを維持しながら、上値を追う展開が有効とは言えるが、ポジションの拡大は厳禁であり、自らのポジション枠を遵守することが先決である。
▼ドル円120円を前にして、もみ合い相場が予想されるだけに、ドル円の119円台半ばでは利益確定の売りも含めて、ポジションの解消、そして損切りレベルならば、118円台半ばと限定するようなイメージを持つことが大事である。新規ポジションであれば、118円台半ばの買いと119円台半ば以上の売りと単純思考に徹することが賢明である。