ユーロ戻り売りの展開!1.3750までの上昇余地あり?
本日は米雇用統計を控えて、市場の緊張感は高まっているが、イースター休暇のため、アジア主要国並びに欧州市場、そして、米国においても株式市場の休場を加味すれば、かなり動きづらい環境は否めない。昨日はポジション調整主体の展開とは言え、米雇用統計の改善期待を背景にして、リスク回避志向が大幅に後退する中、米ISM製造業景気指数は04年7月の59.9に次ぐ高水準で、景気判断の分岐点である50を8ヶ月連続で上回り、5年8ヵ月ぶりの高水準となったことを受けて、米景気回復見通しへの期待感が広がり、ドル円は一時09年8月28日以来の94円台を回復し、クロス円も上昇基調を強めている。同時に、米金利差拡大が後押しとなり、円全面安の様相を呈しており、ドル円相場は節目である95円台が視野に入っている。
他方、欧州並びに英国のソブリンリスクは解消されてはいないが、懸念されていたユーロ及びポンドショートが縮小した嫌いがあり、両通貨共に底堅い状況を見せている。相対的には一過性の買い戻し場面が有力視されており、ユーロドル1.36台からは戻り売り優先の展開が予想されるが、ストップロス買い優先の展開と判断し、1.36台半ばまでの上昇を見てからの始動が賢明であろう。
補足的になるが、本チャート上において、ユーロドルは1.3750〜1.3850、そしてポンドも1.5300〜1.5400までの上昇余地を残しているが、もう一段の上昇があればポジション解消売りを優先することが賢明であろう。
ちなみに、今週のペットチャートを参考にしてください。は。