外国為替取引ニュースサイト

  1. トップページ
  2. >コラム・レポート
  3. >鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー
  4. >リスクヘッジには高金利通貨の複合技!

コラム & レポート

バックナンバー

鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

リスクヘッジには高金利通貨の複合技!

午前中はレポート作成と資料集めに奔走し、外出は不可能状態が続いている。
今朝は娘の通学と女房の通勤の足である電車が運行不能。また人身事故かと思いきや、停電が原因で、二子玉川~渋谷間が運行不能である。娘は二子玉川方面、女房は渋谷方面となると今朝はいつものように運転手に早変わり、娘が優先であり、二子玉川経由で自由が丘までと忙しい朝であった。常日頃、俺は運転手じゃないと叫んでも、娘いはく、「乗せてとは頼んでいない」の一言。
今日も原稿書き追われるが、時間が迫ったレポートのほうが、内容的には優れていることが多いのは、つまらぬ思惑が介在するよりも、閃きが生じれば時間的な余裕は邪魔になる。多少ギャンブル的な発想の方が内容的には面白いとも言える。
まあ、比較にはならないが、思い出の一つとして言わせてもらえば、先日3連単の24万馬券をゲットしたときにも単なる閃きであり、バラバラと購入した一枚が見事的中となったが、所詮はギャンブルであり、その後の不調は目に余る。常にギャンブルは一発逆転の期待と欲だけが先行する。投資と思った為替売買がギャンブル化するのは人間欲であり、レバレッジ効果の活用が出来ない人や、投資とギャンブルの棲み分けができない人には為替売買が不向きと言える。筆者の嘆きでもあるが!。

●米金利の話題だけでは米ドルの上昇にも限界が生じ始めていることは確かであり、相対的にも米ドルの反落をきたす可能性が高いだけに、金利差狙いの米ドル買いにも要注意の段階に差し掛かっている。
しかしながら、行き着くところは金利差優先の投資家心理でもあり、米ドルに不安が生じ
れば他の高金利通貨へのシフトが起きる可能性が高い相場である。
元来リスクヘッジをするならばゼロ金利の円よりも高い、流動性のある通貨選択しかない。
現状では円高リスクを考慮すると適切な判断とは言えないが、状況が変われば、米ドル円、
ポンド円、オセアニア円そしてユーロ円買いの複合技、すなわち米ドルにリンクしていな
い通貨を同時に数種類買うことがリスクを減少させてくれるし、おそらくドル円が110近
辺ならば理想的円売り局面となると判断するが、ドル円が112~3円レベルまで円高が進行
すれば、リスク面から見ても安心感が持てるポジションとなる。当然スワップポイントを
受け取るメリットも考慮しながら、中期的な投資対象になるはずである。
**********セミナー開催のお知らせ 11月20日(日)*********
   ペットでも判る簡単チャートを主体に為替ディーラーの投資心理も踏まえて、負けない法則を伝授させていただきます。詳細は下記のバナーでご参照ください。エンジュク主催

プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

ニュースクラウド