ドル過小評価の調整買い局面!
●今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)
作成年月日2009年6月21日(日)
主要3大通貨ではドルの過小評価を背景にして、三角持ち合い状態が続いている。現状ではドル円が98~99円までの上昇余地を残している一方、ユーロドルは1.37~1.38までの下落余地を残している。相対的にはユーロ円相場は135円前後で推移する可能性が高まっている。尚、週足チャートでは完全にドル買いゾーンに突入しており、ドルのもう一段の下落が生じた際にはドルの押し目買いに妙味が生じている。ドル円ならば95円台半ば割れからロング、そして、ユーロドルは1.40台半ば以上ではショートポジションをイメージした戦略性が求められる。
●オセアニア通貨指定取引は、日足及び週足チャート上においても15~17円の乖離幅で小幅なレンジ相場を形成しているが、豪ドルおよびNZドルがドルに対して強含み状態であり、同時に円安が進行しているため、急落時には大きく振れる可能性がある。乖離の縮小時には14円台半ば、拡大時には17円以上で始動することが賢明である。
●欧州3大通貨においては、ユーロポンドは様子見状態まで復帰している。両通貨間では強い売買シグナルが消滅している一方、スイスフラン高が強調されており、対ドル相場も含めて、スイスフラン買いを自重することが賢明であろう。
***************************
▲ドル円ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
平均乖離幅0.000 現状乖離幅−0.0116→−0.0280
A)1÷1.3948=0.7169(B)100÷134.25=0.7449(A−B=−0.0280)
先週の様子見レベル98.40円から下げ足を速めており、今週は弱めの買いシグナル96.25円が点灯している。週足チャートでは通常の買いシグナルが発生しており、95~98円のレンジ相場を形成している。
(売りターゲット98.00〜99.00円)
▲ユーロドル(ユーロ円−ドル円)
平均乖離幅40円 現状乖離幅 39.45→38.00円
1.4台から売りシグナルが継続しており、先週の売りシグナル1.3996から一時ポジション解消レベル1.3750前後まで下落しているが、再び上昇に転じており、今週も引き続き通常の売りシグナル1.3948が点灯している。週足チャートにおいても通常の売りシグナルが点灯しており、1.3800〜1.4100のボックス圏相場を形成している。
(買いターゲット1.3500〜1.3700)
▲豪ドル(ドル円−豪ドル円)
平均乖離幅25円 現状乖離幅 19.45→18.65円
先週の強めの売りシグナル0.8125から弱冠下げているが、今週も引き続き強めの売りシグナル0.8062が点灯している。(買いターゲット0.7500〜0.7700)
▲NZドル(ドル円−NZD円)
平均乖離幅40円 現状乖離幅 35.20→34.25円
先週の強い売りシグナル0.6423から大きな変動はなく、今週も引き続き強い売りシグナル0.6442が点灯している。
(買いターゲット0.6000〜0.6100)
▲カナダドル(ドル円−カナダ円)
平均乖離幅15円 現状乖離幅 10.50→11.45円
1.10割れからの強い買いシグナルに伴い上昇を速めている。先週の買いシグナル1.1195からさらに上昇しているが、今週も引き続き強めの買いシグナル1.1350が点灯している。
(売りターゲット1.1750〜1.1850)
▲ポンド(ポンド円−ドル円)
平均乖離幅60円 現状乖離幅 63.65→62.55円
先々週のポジション解消レベル1.5978から上昇に転じている。先週の弱めの売りシグナル1.6438から、今週は通常の売りシグナル1.6499が点灯している。週足チャートにおいても売りシグナルが点灯しており、1.65台以上からのショートに妙味が生じている。(買いターゲット1.6100〜1.6250)
▲ドルスイス(ドル円−スイス円)
平均乖離幅10円 現状乖離幅 7.30→7.20円
6月当初から1.08台の強い買いシグナルが継続しているが変化は見られず、先週の強い買いシグナル1.0801に続いて、今週も強い買いシグナル1.0809が点灯している。
(売りターゲット1.1400〜1.1600)
▲オセアニア通貨裁定取引
平均乖離幅15円 現状乖離幅 16.75→15.60円
先週の乖離幅16.75円から、今週はポジション解消の豪ドル円買い/NZドル円売りに転じており、様子見が点灯している。週足チャートにおいては、先週のAUD/NZD1.2650売りに続き、今週は1.2516売りが点灯している。
過去の週間ごとの主な経緯は以下の通り。
21.20→23.05→21.70→17.15→15.45→11.65→4.95→7.95→8.50→8.25→9.20→10.45→9.75→11.35→13.15→12.25→13.60→12.15→12.90→13.75→15.40→14.55→15.85→16.25→15.55→15.40→15.40→16.50円→16.75→15.60円
▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円
(目安*220円以下は円高⇔235円以上は円安)
2006年度平均260円、2007年度平均279円、2008度四半期毎の平均は263.04→266.95→269.80→221円。2009年度1月平均は211.80円、2月平均211円、3月平均224.50円と円高局面を継続。4月平均は230.60円、5月平均は229.10円、6月第一週は236.60円、先週は236.25円、そして、今週は134.25+96.25=230.50円と円高に移行している。
★欧州3大通貨
▲ユーロポンド ユーロ円―ポンド円
平均乖離23円 現状乖離幅 23.90→24.55円
先々週の売りシグナル0.8744から下げ足を速めている。先週の弱い売りシグナルから、今週はポジション解消買いが発生しており、様子見0.8455が点灯している。
(様子見)
▲ユーロスイス ユーロ円―スイス円
平均乖離45円 現状乖離幅 46.75→45.20円
1.51台で弱めの買いシグナルが点灯していたが、先週の弱めの買いシグナル1.5132に続き、今週も弱めの買いシグナル1.5076が点灯している。
(売りターゲット1.5200~1.5300)
▲ポンドスイス ポンド円―スイス円
平均乖離68円 現状乖離幅 70.65→65.05円
先々週の強い買いシグナル1.7349から上げ足を速めている。先週の買いシグナル1.7755から、今週は弱めの買いシグナル1.7833が点灯している。
(売りターゲット1.8150〜1.8350)
***************************★本ペットチャートは常に3〜5段階の少な目の分散投資戦略をお勧めします。最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。
***************************