ドル円100円台視野!ドル戻り買い局面へ?
●今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)
作成年月日2009年6月07日(日)
先週の米雇用統計の発表を受けて、市場は試行錯誤を繰り返しているが、過小評価されていたドルが急速に改善傾向を見せている。現段階においてもドルの上昇余地を残しており、主要3大通貨間の比較では米ドルの水準レベルは、ドル円に対しては100円、そして、ユーロドルは1.37台半ば前後に位置している。
日足及び週足チャート共にドル買いシグナルが点灯している。先週に引き続き過度なドル売りは敬遠し、戻り売買を優先すべきであろう。
●ドル円(ユーロ相場から見る)は95円前後から98円台まで上昇し、日足チャート及び週足チャートにおいてもドル円100円を目指す過程にあり、96〜100円のレンジ幅で推移する可能性がある。
●ユーロドルは1.400割れが生じており、強い売りシグナルから弱い売りシグナルに移行している。日足チャートでは1.39前後でポジション清算レベルにあるが、週足チャートにおいては売りシグナルが継続しており、1.3800〜1.4200のボックス圏相場の様相を呈している。
●ドルは他の主要通貨に対して回復基調にあるが、ポンドはポジション解消レベルに達しており、次の展開待ちの様相を見せているが、一方、スイスフランが依然とし過大評価の段階であり、下げ余地を残している。
●オセアニア通貨指定取引は、日足及び週足チャート上においても豪ドル売り/NZドル買いシグナルが点灯しており、少なめからの始動に妙味が生じている。
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▲ドル円 (ユーロドル⇔ユーロ円)
平均乖離幅0.000 現状乖離幅−0.0388→−0.0095
A)1÷1.3972=0.7157(B)100÷137.90=0.7252(A−B=−0.0095)
94円台から強い買いシグナルが点灯、先週の強めの買いシグナル95.25円から急騰しているが、今週も引き続き通常の買いシグナル98.70円が点灯している。尚、週足チャートにおいても買いシグナルを継続しており。100円台が視野に入りつつある。(売りターゲット100.00〜101.00円)
▲ユーロドル(ユーロ円−ドル円)
平均乖離幅40円 現状乖離幅 42.45→39.20円
先週の売りシグナル1.4142から再び1.39台に突入しており、今週はポジション解消レベルの弱い売りシグナル1.3972が点灯している。尚、週足チャートにおいては、依然として、強めの売りシグナルに突入しており、現状レベルからナンピン売りに妙味が生じているが、1.40台に乗せてからの始動が賢明であろう(買いターゲット1.3850〜1.3900)
▲豪ドル(ドル円−豪ドル円)
平均乖離幅23円 現状乖離幅 18.95→20.35円
先週の強めの売りシグナル0.8010から0.80割れが生じており、今週は再び通常の売りシグナル0.7938が点灯している。
(買いターゲット0.7600〜0.7700)
▲NZドル(ドル円−NZD円)
平均乖離幅38円 現状乖離幅 34.25→36.85円
豪ドルと足並みを揃えている。先週の強めの売りシグナル0.6404から下げに転じており、今週は通常の売りシグナル0.6266が点灯している。
(買いターゲット0.6000〜0.6100)
▲カナダドル(ドル円−カナダ円)
平均乖離幅10円 現状乖離幅 8.00→10.55円
先週の強い買いシグナルから上昇に転じており、今週は弱めの買いシグナル1.1197が点灯しているが、ポジション解消の売りを検討すべきレベルにある。
(売りターゲット1.1250〜1.1350)
▲ポンド(ポンド円−ドル円)
平均乖離幅60円 現状乖離幅 58.95→59.00円
値動きは激しいが、先週の弱めの売りシグナル1.6189から、今週はポジション解消売り1.5978が点灯している。尚、週足チャートにおいては未だに売りシグナルが点灯しているが、1.61レベルからのナンピン売りに妙味が生じている。
(様子見)
▲ドルスイス(ドル円−スイス円)
平均乖離幅10円 現状乖離幅 6.10→7.80円
乖離幅は縮小しているが、先週の強い買いシグナル1.0684に引き続き、今週も強めの買いシグナル1.0858が点灯している。(売りターゲット1.1200〜1.1300)
▲オセアニア通貨裁定取引
平均乖離幅15円 現状乖離幅 15.30→16.50円
15円前後で様子見が継続されているが、今週は乖離幅が16円台まで拡大しており、豪ドル売り・NZドル買いが点灯している。週足チャートにおいても、豪ドル売り/NZドル買いシグナルが点灯しており、ようやく始動局面に移行している。過去の週間ごとの主な経緯は以下の通り。
21.20→23.05→21.70→17.15→16.75→15.45→11.65→4.95→7.95→8.50→8.25→9.20→10.45→9.75→11.35→13.15→12.25→13.60→12.15→12.90→13.75→15.40→14.55→15.85→16.25→15.55→15.40→15.40→16.50円
▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円
(目安*210円以下は円高⇔230円以上は円安)
2006年度平均260円、2007年度平均279円、2008度四半期毎の平均は263.04→266.95→269.80→221円。2009年度1月平均は211.80円、2月平均211円、
3月平均224.50円と円高局面を継続。4月平均は230.60円。そして、5月第1
週231.70円、第2週232.60円、第3週223.55円、第4週227.60円、先週は229.95円。今週は137.90+98.70=236.60円と円安局面に突入している。
★欧州3大通貨
▲ユーロポンド ユーロ円―ポンド円
平均乖離22円 現状乖離幅 19.50→19.80円
0.87台で膠着状態にあり、先週の弱めの売りシグナル0.8735に引き続き、今週も売りシグナル0.8744が点灯している。
(買いターゲット0.8500〜0.8650)
▲ユーロスイス ユーロ円―スイス円
平均乖離50円 現状乖離幅 45.55〜47.00円
1.51台の攻防が続いているが、先週の買いシグナル1.5109から、今週も引き続き買いシグナル1.5171が点灯している。
(売りターゲット1.5350~1.5500)
▲ポンドスイス ポンド円―スイス円
平均乖離72円 現状乖離幅 63.55→65.05円
スイスフランが強含みの状態であり、先週の強めの買いシグナル1.7297から上昇しているが、依然として、今週も強めの買いシグナル1.7349が点灯している。
(売りターゲット1.7800〜1.8000)
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