米ドル過小評価ゾーンへ突入!
●今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)
作成年月日2009年5月31日(日)
先週からドル全面安の状態を継続中。ドルが過大評価された展開から、急速に過小評価の段階に差し掛かっており、相対的にポジションの反転志向が強まっている。流れはドル売り基調にあるが、日足及び週足チャート共に強めのドル買いシグナルが点灯している。過度なドル売りは敬遠したい状況である。
ドル円(ユーロ相場から見る)は95円前後で膠着度を高めているが、依然として、日足チャートでは強い買いシグナルが点灯しており、週足チャートにおいてもドル買い局面にあり、当面94〜97円のボックス圏相場のイメージが求められる。
ユーロドルは1.41台に達したが、強い売りシグナルの段階ではなく、さらに上昇の余地を残しているが、週足チャートにおいても売りシグナルが点灯しており、ドル円と同様に1.3800〜1.4300のボックス圏相場を形成しつつある。
他の主要通貨に対しても、ドルは全面安の様相を呈しており、相対的にドル売り自重局面に位置している。
オセアニア通貨指定取引は、日足チャートでは乖離幅15円前後で様子見状態にあるが、週足チャートでは16円台で豪ドル売り/NZドル買いシグナルが点灯している。
欧州3大通貨は、スイスフランが強含んでおり、先週に引き続きポンド買いとスイス売りに妙味が生じている。
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▲ドル円 ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
平均乖離幅0.000 現状乖離幅−0.0388→−0.0353
A)1÷1.4142=0.7071(B)100÷134.70=0.7424(A−B=−0.0353)
95円割れからは強い買いシグナルが点灯しているが、先週の買いシグナル94.85円に続き、今週も強い買いシグナル95.25円が点灯している。尚、週足チャートにおいても強めの買いゾーンに突入しており、95円割れから押し目買いに妙味が生じている。(売りターゲット98.00〜99.00円)
▲ユーロドル(ユーロ円−ドル円)
平均乖離幅40円 現状乖離幅 37.90→42.45円
先週の1.3996の売りシグナルから1.4000台に投入し、直近の高値圏で推移しているが、チャート上では今週も通常の売りシグナル1.4142が点灯している。現状の流れから1.43前後から始動が賢明である。尚、週足チャートにおいては、強めの売りシグナルに突入しており、現状レベルからのナンピン売りに妙味が生じている。(買いターゲット1.3650〜1.3750)
▲豪ドル(ドル円−豪ドル円)
平均乖離幅23円 現状乖離幅 20.50→18.95円
先々週の弱い売り0.7499から上昇を速めている。先週は通常の売りシグナル0.7839が点灯していたが、今週は強めの売りシグナル0.8010が点灯している。
(買いターゲット0.7400〜0.7500)
▲NZドル(ドル円−NZD円)
平均乖離幅38円 現状乖離幅 35.90→34.25円
豪ドルと同様に上昇基調を強めている。先々週の様子見0.5864から先週は通常の売り0.6215、そして、今週は強い売りシグナル0.6404が点灯している。
(買いターゲット0.5950〜0.6050)
▲カナダドル(ドル円−カナダ円)
平均乖離幅10円 現状乖離幅 10.20→8.00円
先々週の様子見1.1798から下げ足を速めており、先週の買いシグナル1.1205から、今週は強めの買いシグナル1.0917が点灯している。
(売りターゲット1.1700〜1.1800)
▲ポンド(ポンド円−ドル円)
平均乖離幅60円 現状乖離幅 56.05→58.95円
しばらく継続していた買いシグナルが先週半ばに1.57台でポジション解消の運びとなり、先週は早くも弱めの売りシグナル1.5909に転じている。今週も引き続き弱めの売りシグナル1.6189が点灯している。尚、週足チャートでは先週までの様子見からの売りシグナルに転じているため、1.62〜1.63レベルからナンピン売りに妙味が生じている。(買いターゲット1.5600〜1.5800)
▲ドルスイス(ドル円−スイス円)
平均乖離幅10円 現状乖離幅 7.50→6.10円
先々週の様子見1.1221から下げ足を速めており、先週の買いシグナル1.0859に引き続き、今週は強い買いシグナル1.0684が点灯している。
(売りターゲット1.1250〜1.1350)
▲オセアニア通貨裁定取引
平均乖離幅15円 現状乖離幅 15.40→15.30円
15円台の乖離幅で膠着状態が続いている。先週の乖離幅15.40円に続き、今週は様子見レベルの15.30円が点灯している。しかし、週足チャートでは通常の豪ドル売り/NZドル買いシグナルが点灯しており、16円の乖離幅が生じれば、豪ドル売り/NZドル買いに妙味が生じる。
過去の週間ごとの主な経緯は以下の通り。
21.20→23.05→21.70→17.15→16.75→15.45→11.65→4.95→7.95→8.50→8.25→9.20→10.45→10.65→9.75→11.35→13.15→12.25→13.60→13.05→12.15→12.90→13.75→15.40→14.55→15.85→16.25→15.55→15.40→15.40円
▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円
(目安*210円以下は円高⇔230円以上は円安)
2006年度平均260円、2007年度平均279円、2008度四半期毎の平均は263.04→266.95→269.80→221円。2009年度1月平均は211.80円、2月平均211円、3月平均224.50円と円高局面を継続。4月平均は230.60円。そして、5月第1週231.70円、第2週232.60円、第3週223.55円、第4週227.60円、今週は134.70+95.25=229.95円と円安状態にある。
★欧州3大通貨
▲ユーロポンド ユーロ円―ポンド円
平均乖離22円 現状乖離幅 18.15→19.50円
先々週の売りシグナル0.8892から段階的に下げているが、先週の弱めの売りシグナル0.8797から大きな変化は見られず、今週も弱めの売りシグナル0.8735が点灯している。
(買いターゲット0.8600〜0.8650)
▲ユーロスイス ユーロ円―スイス円
平均乖離50円 現状乖離幅 45.40〜45.55円
1.50前後では強めの買いシグナルが発生しているが、先週の弱い買いシグナル1.5197に続き、今週は通常の買いシグナル1.5109が点灯している。(売りターゲット1.5350~1.5450)
▲ポンドスイス ポンド円―スイス円
平均乖離72円 現状乖離幅 63.55→65.05円
乖離幅は縮小傾向にあるが、先週の買いシグナル1.7275に続いて、今週は強めの買いシグナル1.7297が点灯している。
(売りターゲット1.7700〜1.7800)
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