円高にエンジンブレーキ発生!過度な円高期待禁物?
●今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)
作成年月日2009年1月25日(日)
最近のポンドの凋落により、市場はリスク回避が優先されている。相対的にドル高と円高局面に陥っているが、意外にも各通貨とも強い売買シグナルがみられず様子見レベルに位置している。短期間での極端な円高と欧州通貨安がマーケットを席巻しているが、本チャート上からは円高が下限まで接近している兆しとも解釈できる。今後は過度な円高期待には注意が必要であろう。他方、ドルの強弱に関しては、チャート上では上昇余地が残っており、もう一段のドル高と円高が生じた際には逆張りに妙味が生じている。視点を変えれば、円高に対する過剰反応が最終局面を迎えている可能性がある。
現状では、ドル円が日足及び週足チャートで買いシグナルが点灯しているため、クロス円全般に底値感が発生しても不思議ではなく、円買いに対するリスクが増幅している環境は否めないだろう。
オセアニア通貨裁定取引に関しては、先週、乖離幅が弱冠拡大していたが、今週は再び様子見レベルに戻っており、次の展開待ちの状況を見せている。
欧州3大通貨の中では群を抜いてポンドの急落が目立つが、チャート上では欧州通貨同士は拮抗しており、様子見状態にまで回復している。
いずれにしても、どの通貨も買い材料は皆無であり、今後もトリッキーな動きを待ってからの始動が賢明であろう。
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▲ドル円 ユーロから見るドル円相場(ユーロドル⇔ユーロ円)
平均乖離幅0.000 現状乖離幅 −0.0724→−0.0971 ドル円88.80円
A)1÷ユーロドル1.2984=0.7702(B)100÷ユーロ円115.30=0.8673(A−B=−0.0971)
先週の通常の買いシグナル90.75から下げ足を速めているが、今週は強めの買いシグナル88.80円が点灯している。週足では強い買いシグナルが点灯しており、87円台までの押し目買いに妙味が生じている。
(売りターゲット93.00〜94.00)
▲ユーロドル(ユーロ円−ドル円)
平均乖離幅40円 現状乖離幅 29.85→26.50円
先々週の売りシグナル1.3466から下げ基調にあり、先週はポジション解消買い1.3289に達したが、今週は様子見レベルに近い弱い買いシグナル1.2984が点灯している。もう一段の下げを見てからのロングが賢明であり、1.28前後からの押し目買いに妙味が生じている。週足チャートでは先週までの売りシグナルが解消しており、様子見レベルに達している。(売りターゲット1.3050〜1.3100)
▲豪ドル(ドル円−豪ドル円)
平均乖離幅20円 現状乖離幅 29.70→30.75円
0.700台から下げ足を速めているが、先週はポジション解消買い0.6727に達しており、今週も引き続き様子見0.6543が点灯している。 (様子見)
▲NZドル(ドル円−NZD円)
平均乖離幅35円 現状乖離幅 41.10→41.65円
先々週の売りシグナル0.5903から続落しており、先週は通常の売りシグナル0.5471が点灯していたが、今週はポジション解消買い0.5310(様子見)が点灯している。(様子見)
▲カナダドル(ドル円−カナダ円)
平均乖離幅13円 現状乖離幅 18.00→16.75円
先々週の買いシグナル1.1882、先週は弱い売りシグナル1.2474、そして今週はポジション解消買い1.2325が点灯しており、目まぐるしい展開であるが、他の通貨と同様に様子見レベルにある。(様子見)
▲ポンド(ポンド円−ドル円)
平均乖離幅70円 現状乖離幅 42.95→33.80円
先々週から様子見レベルで展開しているが、先週は10円近くかい離幅が縮小しており、今週は買いシグナル1.3806が点灯している。尚、週足チャートでは逆に弱い売りシグナルが点灯中であり、試行錯誤の段階であり、通常よりはレンジ幅を拡大して臨むことを勧める。(売りターゲット1.4100〜1.4200)
▲ドルスイス(ドル円−スイス円)
平均乖離幅10円 現状乖離幅 9.15→9.60円
1.070台から上昇を強めていたが、先週の買いシグナル1.1183から更に上昇しているが、今週はポジション解消売り1.1555が点灯しており、様子見に達している。(様子見)
▲オセアニア通貨裁定取引
平均乖離幅15円 現状乖離幅 11.40→10.95円
先週の11.40円から弱冠乖離幅は縮小しているが、相対的には様子見レベルにあり、次の展開待ちの状況である。週足チャート上でも同様に強い売買シグナルは発生していない。過去数カ月の週間ごとの推移は以下の通り。
18.15→20.50→21.20→22.35→23.05→21.70→20.30→17.15→15.80→16.75→
16.70→15.45→11.65→4.95→7.95→6.00→8.05→8.25→9.15→9.20→10.05→
10.45→10.65→9.40→9.75→11.35→10.20→11.40→10.95円
▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円
(目安*220円以下は円高⇔250円以上は円安)
2006年度平均260円、2007年度上半期平均280円、下半期278円。
2008度四半期毎の平均は263.04→266.95→269.80の円安局面であるが、第4四半期からは円高に転じている。10月平均は229円。11月平均は220円。12月平均は213.89円の円高局面へ。1月第一週は219.85円、第二週は211.90、先週は211.35円、そして、今週は115.30+88.80=204.10円と円高レベルに達しており、200円前後からは日銀介入も踏まえて、円高警戒が発生する。
★欧州3大通貨
▲ユーロポンド ユーロ円―ポンド円
平均乖離25円 現状乖離幅 13.10→7.30円
乖離幅が等々10円割れの展開であり、要警戒レベルにあるが、チャート上では先週の0.9020の様子見から上昇しているが、今週も引き続き様子見0.9405が点灯している。(様子見)
▲ユーロスイス ユーロ円―スイス円
平均乖離55円 現状乖離幅 39.45→38.85円
先週の買いシグナル1.4861から、今週はポジション解消売りに伴い、様子見1.5023が点灯している。(様子見)
▲ポンドスイス ポンド円―スイス円
平均乖離80円 現状乖離幅 52.55→45.85円
先々週のポジション解消売り1.6882から下げ足を強めているが、先週の様子見1.6476に続き、今週も様子見1.5974が点灯している。(様子見)
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新外為の森
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★本ペットチャートは常に3〜5段階の少な目の分散投資戦略をお勧めします。
最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。
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