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鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

波乱相場の幕開け?

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新年明けあけまして、おめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

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新外為の森


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★ペットチャート
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●今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)
作成年月日2009年1月04日(土)

年明けのマーケットはオバマ新政権期待からNY株式市場が9,000ドル台に復活し、ドルの堅調さが窺われる。本チャート上では相対的にドル買いシグナルが継続中である。
しかしながら, 相場の基調がドルの戻り売りであるため、慎重を期す意味合いではドルの戻り売りが賢明である。
オセアニア通貨裁定取引は、かい離幅は拡大しているが、依然として様子見圏内で推移しており、待機姿勢を続行中。
欧州3大通貨の中ではポンドの弱さが群を抜いているが、反面、過小評価の段階に差し掛かっており、押し目買いの様相を見せ始めている。反面、ポンドドルはニュートラルなレベルで推移しており、ポンド売りは控えたい局面である。

▲ドル円 ユーロから見るドル円相(ユーロドル⇔ユーロ円)
平均乖離幅0.000 現状乖離幅 −0.0726→−0.0626ドル円92円
A)1÷ユーロドル1.3897=0.7196(B)100÷ユーロ円127.85=0.7822(A−B=−0.0626)
先々週の買いシグナル89.30円から先週は90円台に突入し、強めの買いシグナルが90.75円で点灯していたが、今週は引き続き強めの買いシグナル92.00円が点灯している。週足チャートでは依然として強い買いシグナルゾーンにあり、押し目買いに妙味が生じている。(売りターゲット95.00〜97.00)

▲ユーロドル(ユーロ円−ドル円)
平均乖離幅40円 現状乖離幅 36.65→35.85円
先々週の1.41台からは強い売りシグナルが発生していたが、先週の強めの売り1.4039から続落傾向にある。今週は通常レベルンの売りシグナル1.3897が点灯している。週足チャートにおいては売りシグナルが点灯しているが、1.4000台の戻り売りの様相を見せている。
(買いターゲット1.3650〜1.3700)

▲豪ドル(ドル円−豪ドル円)
平均乖離幅20円 現状乖離幅 28.60→26.65円
先々週から弱い売りシグナルが0.68台で点灯しているが、先週の売りシグナル0.6848から0.71台まで上昇しているにもかかわらず、依然として弱めの売りシグナル0.7103が点灯している。(買いターゲット0.6750)

▲NZドル(ドル円−NZD円)
平均乖離幅35円 現状乖離幅 38.35→38.00円
先週の弱めの売りシグナル0.5756から上昇しているものの、今週も様子見レベルの0.5870が点灯しており、妙味に乏しい展開である。(様子見)

▲カナダドル(ドル円−カナダ円)
平均乖離幅13円 現状乖離幅 16.55→16.00円
先週の売りシグナル1.2230から、今週はポジション解消買いが1.2105で発生しており、現状では様子見レベルで推移している。(様子見)

▲ポンド(ポンド円−ドル円)
平均乖離幅70円 現状乖離幅 41.80→41.80円
先々週の様子見1.49台から下げ足を速めており、先週の弱い買いシグナル1.4606に続き、今週は通常の買いシグナル1.4543に移行している。週足チャートでは完全に様子見状態に達している。次の動きを待ってからの始動が賢明であろう。 目安としては1.4500割れからの押し目買いに妙味が生じている。(売りターゲット1.4950〜1.5050)

▲ドルスイス(ドル円−スイス円)
平均乖離幅10円 現状乖離幅 5.95→6.95円
先週の強い買いシグナル1.0702から弱冠上昇に転じている。今週も引き続き強い買いシグナル1.0817が点灯している。(売りシグナル1.1200〜1.1300)

▲オセアニア通貨裁定取引 
平均乖離幅15円 現状乖離幅 9.75→11.35円
かい離幅は9.75円から11.35円まで拡大しているが、チャート上では依然として様子見レベルで推移している。尚、週足チャート上でも売買シグナルは点灯しておらず、次の展開待ちの様相を見せている。
過去数カ月の週間ごとの推移は以下の通り。
18.15→20.50→21.20→22.35→23.05→21.70→20.30→17.70→17.30→17.15→15.80→16.75→16.70→15.45→11.65→4.95→7.95→6.00→8.05→8.25→9.15→9.20→10.05→10.45→10.65→9.40→9.75→11.35円

▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円 
(目安*220円以下は円高⇔250円以上は円安)
2006年度平均260円、2007年度上半期平均280円下半期278円。
2008度四半期の平均は263.04→266.95→269.80の円安局面。
10月平均は229円。11月平均は220円。そして、12月平均は213.89円の円高局面へ。今週は127.85+92.00=219.85円

★欧州3大通貨

▲ユーロポンド ユーロ円―ポンド円
平均乖離30円 現状乖離幅 5.15→5.15円
先週の強い売りシグナル0.9611から反落しているが、依然として強い売りシグナル0.9555が点灯している。(買いターゲット0.9000〜0.9100)

▲ユーロスイス ユーロ円―スイス円
平均乖離50円 現状乖離幅 42.60→42.80円
先週の様子見1.5024から動きは限定的であるが、今週は通常の買いシグナル1.5032が点灯している。(様子見)

▲ポンドスイス ポンド円―スイス円
平均乖離80円  現状乖離幅 47.75→48.75円
先週の強い買いシグナル1.5631から上昇中であるが、未だに強い買いシグナル1.5732が点灯している。
(売りターゲット1.7500〜1.7650)

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★本ペットチャートは常に3〜5段階の少な目の分散投資戦略をお勧めします。
最終的な投資判断は投資家ご自身の責任で行なうようお願いします。
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プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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