ハリケーン相場とカミナリ相場はじっと我慢
先週末は、雷の恐怖にさらされましたね。夜中まで雷鳴が響いておりましたが、我が家では翌日になると風呂場のお湯が全く出なくなりました。早速ガス会社に連絡しても週末の休みに重なり、音信不通、やっと月曜日にコンタクトして、火曜日に点検して復活しましたが、ご近所でも4〜5件ばかり、同様な問題が発生したようです。単に外部のブレーカーが落ちたことが原因のようですが、家の中のブレーカーならばわかるが、外部となると検討がつきませんね。私はサウナ通いになりましたが、娘は丁度その日が誕生日でしたが、連日冷たいシャワーの洗礼となったようで、ブーブーと嘆いておりました。しかし、奥さまはベトナム旅行で難を逃れており、悪運が強いとしか言えません。
為替相場にも運は必要ですが、基本ルールとリスク管理を会得しないと長続きはしません。
不調な時には素人判断で難しい時もありますので、経験者に聞くことも大事ですが、初心に戻ることが手っ取り早いでしょう。そして、今のようなカミナリ相場はじっと静かにすることが一番なのかもしれません。???
▼7月半ばのポンドの高値圏2.02前後から下げ止まることなく一方的に売られているだけに、下値のメドが測り知れないのが現況であろう。本来ならばポンドの推移はユーロ及びスイスフランと同調した相場展開がある程度イメージできるが、ポンドのみが去年のドル安相場と同様な展開を見せている。7月中旬からのポンドの下落率は優に25%超と飛び抜けている。ちなみにユーロドル10%、そして、スイスフランも10%程度の下落に留まっているが、ポンド全面安が英国経済の深刻さを如実に現していると言えるだろう。
BOE政策金利発表においても利下げは織り込んでいるが、さらに大幅な利下げを強いられる可能性は強いんかもしれない。
反面、原油価格の続落を期に、商品市況にも続落の影響が及んでおり、ポジション解消によるドルロングが増幅している。現状ではリスク回避を兼ねて、米債券買いに岐路を見出している模様であるが、いずれは飽和状態になるドルロングの今後が案じられるため、過度なドルロングは自重すべきであり、すでにドルが高水準に達しているため、ドルの急落に備えたポジショニングを念頭に始動することを勧める。
相対的にはドル高と円高の波状攻撃の相場展開を見せているが、その中で円キャリートレードの巻き戻しが起こっているように、全般的にクロス円の買いを自重して臨むことを勧める。
一方、原油価格の情勢に不透明感がある以上、今後も予断を許せない状況が続くだろうが、軟調な欧州経済指標が嫌気されている相場とは言いながらも、米経済の低迷は続いており、明日の米雇用統計においても、改善見込みが薄いだけに現時点からのドル買いは控えて臨むことを勧める。原油価格の下落がドル買いの賞味期限が到来しているのかも知れないが、ドルに対する過剰期待は禁物であろう。