ポジションをゼロに!
パチンコじゃありませんが、筆者考案のペットでも判る簡単チャートが大当たりしていますが、ポジションをゼロにすることも長く勝ち続ける秘訣です。
▲昨日の米経済指標の悪化で米ドル高論者も意気消沈。容易な相場ではない証でもあるが、住宅バブルの崩壊、金利の打ち止め感と矢継ぎ早にドルベア派の論評が多くなり、市場参加者もリスク対策に負われているのが現状であろう。原油、ハリケーンの悪影響の本番もこれからであるが、GDPを含めた経済指標の落ち込みは確実視される中での米ドルの上昇は限られていると思われる。ただ楽観的な米国の見方が米ドルの急落を生じさせないことも確かであり、ドル円の110円を挟んだ攻防になる確率も高いと言える。
いずれにしても、米ドル高から米ドル安へと急転する状況下ではリスクの許容範囲を常に考えることが重要であり、決して積極的に攻める相場ではなく、大きな波が生じた後での市場参加に妙味が生じるマーケットである。単にいい加減な情報に左右されること無く、ポジションの余裕を持ちながら、市場を注視する事を勧める。要するに迷走するハリケーンが襲ってくる最中ではリスク対策にも限界がある表われでもある。ポジションをゼロにしながら臨機応変に動くことが最良と言える。
▲従来ならば、NY市場での米ドル下落を見れば、アジア市場では利益確定が先行し、盛り返す場面も想定されるが、今回ばかりは、明日からの米経済指標の悪化も予想され、当てにならない米雇用統計では、米ドルショートに傾き易いと言えるマーケットである。111円前後の売りであればリスクは限定されると判断する。しかし下値も110円を割れるまでには至らず110円台前半ではドル円の買いも一考すべきである。
ユーロドルもユーロ圏自体の活況はないものの、原油価格に支えられた1.220前後を背景にして、1.230前後までの買いであれば、未だに妙味ありと判断する。同レベルの買いを推奨するが、反面、上値も1.23台の後半ではしっかりとした売りも散見され、1.24までの上昇は望めないと判断し、1.23台半ば以上であれば、ユーロドルのショートを勧める。
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●追伸 昨日筆者考案の『ペットでも判る簡単チャート』8月31日15:00事前発表において、ドル円の売り 111.30 ユーロドルの買い1.2210 その他通貨においても推奨させていただきましたが、すでに利益確定レベルに達していますが、利益確定のお問合せがありますので、本レポート上で簡単にご説明します。ユーロ円とドル円の乖離が26円以上であれば、必ずポジション解消をすることを考慮してください。反対取引であるドル円買いとユーロドル売りを実行することを勧めます。最大乖離幅は28円です。
尚、詳細はホームページ新外為の森 にてご参照ください。