日米欧協調介入が表面化、再びドル売り局面へ!
一週間前から車の修理(板金)をお願いしているが、10年近く乗っているため、先ほどメーカーから問題点を指摘されました。エンジンルームからの水漏れ、ラジエターの損傷、ドアロックの不良、そして、電気系統までと修理箇所を聞いたらきりがない。とりあえずは走行に支障がないように水漏れとラジエターのみ修理依頼をしましたが、ガソリン代も高いが修理代も高いですね。まずは節約と健康を兼ねて、外出には徒歩を優先し、自転車、オートバイの有効活用と考えていますが・・・・・・・???
為替相場でスランプに陥ったら、定期点検をしましょう。
できれば自己判断ではなく、第3者にお願いすることも必要でしょう。
▼昨日は7月の米耐久財受注は前月比+1.3%(予想±0.0)となり、予想を大幅に上回ったことからドル買い局面に移行したが、一方、ハリケーン「グスタフ」が勢力を強めて来週にもメキシコ湾岸[米製油施設]を直撃することが確実視されている。同時に米原油在庫の減少が材料視されたことで、原油価格が119ドル台まで上昇するなど、ドルの見方が相殺されている形で終了している。ドル円は一時110円に迫る勢いではあったが、潜在的な売り圧力があり、同時に、110円台からの上昇が疑問視されていることから、逆に下値圧力を高めている。
今朝の日経新聞によれば、3月時点の円高局面(95円)では日米欧の協調介入を軸としたドル防衛策が明らかにされたが、昨年末から欧米間でスワップ協定が結ばれてはいたが、協調介入には日本の参加も必須条件であったことから、秘密合意で行われたのであろうが、当時はユーロドルが1.58前後まで達していた危機感もあるが、ドル安進行が原油価格に連動しており、世界経済をさらに悪化させるため、米国主導の異例な手段をとらざるを得なかったのだろう。
しかしながら、今回協調介入の合意が明らかにされたことにより、逆にドルの上昇に歯止めがかかる恐れがある。すでにドル高局面に移行しており、協調介入に対する概念は払拭されているため、原油価格の動向とは別にドル売りを仕掛けやすい局面とも解釈できる。
それゆえに、ユーロ経済は減速してはいるが、ユーロドルが再び見直される可能性が多分にある相場展開であろう。最近では米経済指標の改善がしばしば見られてはいるが、数字自体の改善だけではドルを買い上げる材料が枯渇しているのが現状であり、最終的には金融不安の一掃と原油価格の大幅な急落を見ない限りはドルの上昇にも限界があるだろう。
本日も戦略的にはドルの戻り売りに専念することを勧めるが、正攻法でドル円110円前後からのショートと109円割れからのロング、そして、ユーロドルは1.47割れからのロングに妙味がある。売りは1.48台から模索することを勧める。