ドル・ユーロ・円 レンジ狭し!夏バテ相場?
愛車を修理中のため、昨日からレンタカーを台車にして使用していますが、真っ先に燃費を考慮してプリウスを選択してみました。スターターからエンジン音は全く聞こえず、物足りなさはありますが、何しろ燃費がリッター25キロとバイク並みの燃費らしいです。今の車の燃費はリッター5キロですから5分の一ともなれば、ガソリン代で車が買える時代ですね。
思ったより加速は良かったので考えさせられますね。これからもガソリン価格が高止まるでしょうから、エコカーは為替リスクがない高金利のスワップ手数料の世界でしょう。
実は、明日から福井でセミナーがありますので、夏休みも兼ねて車で一人旅と思いましたが、片道520キロはあると聞いて選択の余地はありません。お盆休みの間でも故郷に帰られないひとが多いと聞きますが、都内が混雑している理由がわかります。
▼昨日は材料が乏しい中で原油在庫の急増が見られたことでドルは一時上昇気配に転じたが、原油価格の上昇は限定的であり、その後に米財務省がGSE住宅公社のフレディマックと接触したとの報道もあり、ドルの上昇は相殺された形である。総じて小幅なレンジ相場での攻防であり、次の展開待ちの情勢を見せている。
問題はGSE2社(ファニーメイ、フレディマック)の株価が2割程度急落しており、株価が危機水域まで達していることから、今後、米当局がGSE救済策を早期に具体化させる憶測まで飛び火していることである。しかしながら、米当局はGSE2社との会合はBSE問題が発生してから、随時会合が持たれており、特に新鮮味のある話題ではない筈であるが、サブプライムローン問題の経験則からも、損失規模が拡大しており、掌握するには時間を要しているのが現状とも報じられている。
いずれにしても、現段階では、懐疑的な見方が先行している模様であり、一部報道では450億ドルの公的資金投入の噂も流れているが、真偽の程は不明であり、単に憶測先行と言うのが正解であろう。しかしながら、金融不安に繋がるだけに、市場はどれだけの金額が投資されるかに関心が寄せられているのが現況である。 相対的には株急落と同時に、ドル急落も視野に入れたポジション取りを一考すべきであろうが、ドルが急速に回復した背景は原油価格の下落であり、現状のように、原油価格が110〜115ドル近辺をさまよっている間はドルの急落をイメージして、ドルの戻り売りを中心とした戦略性が求められる。
現状ではドル円110円台からのショートとユーロドル1.47前後からのロングであればリスクは限定されるだろうが、利益確定とポジション縮小が優先されており、レンジ相場の感は否めない展開である。動き損にならないためにもジックリと待機策で臨むことを勧めるが、ドル円は109円前後の買い、そして、ユーロドルは1.48前後ではポジション調整売りが散見されており、同レベルからの売りを勧める。