行きはよいよい帰りは怖い為替相場かな?
先週の日曜日には娘が主催するバレーの発表会に参じてきましたが、先週の駐車違反に懲りて、会場のホールに隣接してある駐車場を利用したが、今度は出庫する際に、駐車場のゲートが開かない。ホールの関係者から別の出口を勧められたが、どう見ても狭すぎる。しかし、時間も午後10時を過ぎており、業者も不在とのこと。結局、ホールの警備員の誘導で何度となくトライすることになったが、左側面からガリッ、ガリッと擦れる音が・・・・・・・・・只今、ホールの責任者と修理代については交渉中ですが、為替同様にギリギリの無謀な作戦はいけませんね。
▼原油価格が125ドル割れに突入したことが好感され、ドルの底堅さに通じているが、依然として、米金融不安が根強いだけに、外部環境としてはドルの上昇は限定的との見方は少なくない。一方、米債券市場では債券利回りが上昇しており、一見、米経済の回復期待をイメージさせるが、現実には米国が最も危惧している米国債離れの懸念が浮上しており、財政面において苦境に立たされている米当局としても、長期債利回りの上昇には疑念を抱いている。今後の住宅関連への影響、そして雇用問題に重石がのしかかるだけに、加速的なドル買いに繋がる可能性は低いであろう。
一方、米金融不安は尚も拡大傾向にあり、振り返れば、信用力の低い個人向けのサブプライムローンの証券化にはじまり、保証会社モノラインの証券化、そして、半官半民とも言われる住宅金融のファニーメイやフレディマックまでもが証券化を拡大させており、最終的には公的資金注入に依存する状況を作り出している。
早朝、米下院において住宅関連法案が可決されており、当初は公的資金投入には批判的であったブッシュ大統領までもが両社に対して積極的な支援策を推進することで結着した模様であるが、昨日も記述したが、金融機関の救済策として、SECによる空売り規制が強化されたことで、ヘッジファンドなどの投機筋は今までの原油買いと金融株売りの図式変更を余儀なくされている。
結果的には、追いつめられた米金融政策が異常な原油高の歯止めに繋がる可能性があるだろう。そして、金融株は軒並み第2四半期の赤字が計上されたにもかかわらず、逆に急上昇をもたらす珍現象を招いている。どう考えても、相対的には投機筋のポジション見直しの時期にあり、ドル売りを強行できない側面が浮上していることは間違いないであろうが、以上を踏まえても、相場の難易度が急上昇しており、万全のストップロスで臨むことが肝要であろう。
一方、原油価格が下落しても投機筋の思惑と実需の買いの分岐点が定まらない状態が続いており、おそらく、100ドルまでの下落の可能性はあるだろうが、原油価格の高止まりは避けられないと見るのが妥当であろう。
それゆえ、戦略的にはドルの戻り売りが焦点になるが、ドル円は108円台では実需の売りが意欲的でもあり、同レベルからの売りを勧めるが、買いは自重気味に107円前後で様子見を勧める。
ユーロドルに関しては、更に下値を探る状況であるが、損失確定売りが1.57台では一巡してはいるが、ヘッジファンドのポジション解消の動きが原油価格の下落に並行しており、当面は原油価格の下落を想定して、ユーロドルショートを本線にして臨むことが賢明であり、ユーロドル1.57台半ば以上の売りを勧めるとともに、1.56割れのロングで様子見を勧める。繰り返しになるが、難易度が高い相場展開でもあり、ポジション縮小を念頭に少なめのトレードに徹することを勧める。