天井知らずの原油高!ドル安の相関性が問われる?
先日、ひょんなことから車のヤナセから、奥様宛に招待状が届いており、腕時計のおみやげ付きとなれば話は違う。それもフランク・ミューラーもどきの時計であり、昨日は芝公園にあるタワープリンスホテルの会場まで出かけてゲットしてまいりました。FXセミナーでも顧客集めには著名な講師よりもお土産などの付属品に人気が高まる傾向は否めないようですから、高級ベンツを売る業者としては時計などは安いものでしょうね。もう少し品質の良い時計と願っている次第です。
昨日の市場は原油高の一語に尽きる相場展開をみせているが、追い打ちをかけるよう株式市場が続落しており、ドルの軟調さが前面に押し出されている。米国の週間石油在庫統計によれば、在庫が570万バレル減少しており、可燃感が増殖している。FOMCの議事録を見る限りでは米金利の下げ止まりが明確にはなったが、依然として、米国のドル安容認がヘッジ目的の投資対象となり、投機筋の思惑が相交ったことで、原油価格の高騰に歯止めがかからない状況が続いている。ドル安と原油高による悪循環に至っていると言わざるを得ず、原油価格の高騰を制御不能に陥っているのが現実だろう。裏を返せば、ドルに対する信認回復が急務であろうが、現実には金利低下と米経済のリセッション入りが確実視されているため、ドル高要因が見当たらないのが実状である。
いずれにしても、原油価格の高騰が世界経済を揺るがしていることは間違いないが、サブプライム関連による金融収縮不安が払しょくされない限りは、原油価格の騰勢を放置せざるを得ないのが現状なのかもしれない。年内1バレル150ドル説が有力視されていたが、200ドル説に変更されているのも無視できない情勢かもしれない。
しかしながら、原油価格の上昇がドル安に直結するかはとなれば話は別問題であり、原油と為替の相関性が逆相関になることも考慮しなければならない。要は、為替は他国との不均衡を是正する役割であり、投機的な売買には矯正局面が生まれるのが為替市場のセオリーであり、一方的なドル売りには限界が生じていることも認識すべきであろう。
本日のドル円は原油価格の上昇を意に介せずに方向感が乏しい状態が続いており、実需の売買も模様眺めの状況であり、日経平均株価が下落基調にあり、円高局面が予想されるが、現状では輸入企業の買いが102円台半ば割れでは散見されており、102.50〜103.50のレンジ幅で様子見がベストであろう。一方、ユーロドルは1.58台を目指す展開ではあるが、昨日の急騰によって、損失確定買いが1.57台前半に控えており、調整売買が一巡するまでは下値の堅調が続くと思われる。一方、1.58前後の利益確定売りが上値を抑えており、現状では1.57台半ば割れの買いと1.58台前半の売りで臨むことを勧める。