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鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

超難易度相場には単純発想!

ユーロドル高に引き続き円高の波が押し寄せるか、米経済の景況感は悪くはないが、原油価格の異常な高騰があるだけに、今までのような金利差拡大による米?ロングにも、不安感が付きまとう。人民元の切り上げが道半ばではあるが、主要3大通貨の調整が進行し易い展開の現われでもあるが、今週は先週と比較しても経済指標の主役も手薄であり、注目度は原油価格の高騰に集まるが、1バレル70ドルに迫っても円高局面も見捨てられない展開だけに、既存の概念を取り払うことも戦略の糧となるものです。
超難易度の相場には単純発想が効果が発揮される。
今週は現状の相場の行き過ぎを計る意味でも、手前味噌になりますが、中間報告を兼ねて筆者考案の『ペットでも判る簡単チャート』の経過と今後の推移をご紹介させていただきます。
***********今週のペットでも判る簡単チャート*********
▲ドル円<膜資Oから111円台から112円台の売りを事前シグナルとして推奨し、実績も残してきたが、112円台に入ると、更にドル円の買われ過ぎが目立ち、再度推奨し、予想通り109円台まで突入し、利益確定の状況が生まれたが、現状でもドル円の売りシグナルが109円台半ばでは点灯している。ユーロドルとの兼ね合いもあるが、現状での買いシグナルは108円台の半ばが予想される。現状の売りは強いシグナルではなく、再度110円台を覗くことも充分あるため、少な目のドル円ショートを勧める。安全派には110円のドル円売りを勧める。
▲ユーロドル―ユーロドルが1.22割れを生じたときから、チャート上ではユーロドルの買いシグナルが点灯し、ユーロ円が139円付近まで上昇した時に、ユーロドル売りのシグナルが1.24台で点灯、利益確定となったが、現状ではドル円とユーロ円の乖離幅が26.65円となり、想定範囲の乖離幅であるため、模様眺めの状態となる。
▲豪ドル――今月に入ってからこう着状態を継続していたが、先週の円高局面から豪ドルに高値感が浮上。豪ドル0.7719売り推奨
▲NZドル―先月よりNZドルの買いを推奨(NZD円買い76~77円・ドル円売り111~112円)=NZD0.6750レベルの買い場であったが、先週の円高でポジション解消NZD0.7080売り→現状は様子見がベター、次の展開を待ちたい。
▲ポンド――先月よりポンド買いを推奨も先週の円高により、ポジション解消のポンド売り実施。現状は様子見段階へ突入している。
▲カナダドル―――奇妙にドル円とチャートが重なることに注意。カナダドル売り局面へ突入、強めの売りシグナルではないが、金額を少なくしてトライ。
▲豪ドル円・NZドル円 (裁定取引)乖離幅9円まで拡張、その後7円付近まで縮小し現状では様子見、拡大または縮小を待つのみ。
▲ユーロ円+ユーロ円(単純加算方式)採用、トータル250円越えはドル円とユーロ円売りに繋がる。過度な円安に注目することも大事である。ちなみに240円割れはドル円とユーロ円の買いとなる。『最近の勝率100%』。
HPで検証可能ですので、今後の投資の参考にして頂ければ幸いです。あくまでも自己責任の範囲でお願いいたします。
新外為の森
8月22日 だいまん&ケイトの為替ラジオ FOREX RADIOに出演予定
お問合せ及びご質問は上記ホ―ムページ上で受け付けています。

プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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