血液型でトレーディングスタイルが変わる?
健康な人が自分の血液型を知るには献血して確認するケースが多い思いますが、我が家のお嬢様は昨日まで自分の血液型を知りませんでした。周囲は典型的なB型人間であると確信し、本人もB型の中でも群を抜いているB型と自負していたはずが、〜? 昨日の献血の結果、A型と判明して、本人は愕然としている様子。多分、今までの行動を打ち消すような判定だったのでしょう。そう言えば、銀行時代の友人も30過ぎまで自分の血液型がA型でありながら、AB型と勘違いしていた族もいましたね。血液型を信じる人にはショックな出来事なのでしょうが、少なからずとも為替のトレーディングスタイルにも影響するかもしれません?ので、未だにお判りにならない方は早めの献血を!
ちなみにお暇な時に私がForexPressのコラム欄に記述しました『為替ディーラー血液型物語』をご覧下さい。
▲月末の影響から模様眺めの状況が続いているが、ポジション調整主体の相場は継続しており、値が飛びやすい相場展開であり、新規ポジションを構築するにはリスキーな相場展開を迎えている。サブプライム問題に端を発した世界同時株安から、株式市場はサブプライム問題が引き起こした信用収縮リスクを払拭するかのように改善している。クロス円に関してもユーロ円がリード役となり、円キャリートレード再燃と見間違うほどの勢いを見せている。機関投資家サイドでは外債中心の設定ファンドには慎重な構えを見せているが、円金利の低迷が明白であることから、再度円売り攻勢に安心感を覚えさせているのが現状である。
7月中旬にはドル円が124円に接近し、ユーロ円は168円台、ポンド251円台、そして豪ドル円も107円台の円安イメージが強く、単純比較でも買い余地があると報じられているが、ドル円相場の推移が大きく円高方向に振れており、今後もドル円相場が115円前後でこう着する可能性が高いため、安易な円安期待は持つべきではないだろう。
▲一部ではユーロドル1.45達成も時間の問題と報じられているが、確かに数字上ではユーロ円が再び168円に到達するにはユ−ロドル1.45が必要になるが、為替市場のみならず株式市場でもポジショントーク的な発言が多くなることを想定して臨むべきであろう。先ほど米投資銀行ゴールドマン・サックスは「日本の景気回復は揺らいでいる」「日本がリセッションに陥る確率は3分の2にまで高まったとレポートしているが、日本ではなくてアメリカとの懐疑的な見方もある。
▲市場全体の円キャリートレードに対する思惑を見極める時でもある。サブプライムショックの後遺症が完全に払拭されていない状況下であり、個人投資家並びにヘッジファンドの投資意欲も減退しており、恒常的な円売りの後押しが制限されることになり、ポジションの手仕舞いも早くなる為、今後は円高リスクを考慮した戦略に比重を置くことを勧める。
各国要人発言にも見られるように信用収縮リスクが長期化する可能性が高いが、他方、各国中銀の資金供給は万全であり、サブプライム問題のピークは既に過ぎたとの見解も多々見られる。金融不安を解消するまでには至らないが、米ドルショートが積み上がっている状況を踏まえると、敢えて、ドル円以外は米ドルショートを拡大する局面ではないだろう。
▲来週早々に日銀短観を控えて、神経質な展開が見込まれるが、ポジションを抑え気味にして、臨む事を勧めると共に、ドル円115円台半ば以上の売りと114.50以下の買いで様子見を勧める。ユーロドルは1.42台からの売りに固執し、1.410割れのロングでなければ妙味は薄いだろう。動きが生じてからの始動に徹することを勧める。