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鈴木郁雄の実践・為替ストラテジー

Better than nothing ! 

今日は土用の丑の日,暑い盛りにウナギで英気を養うのが一番!我が家も女房と娘の大好物、夕飯はうな重と決めている。しかし筆者はウナギだけは食べられない。すし屋で穴子は食するが、ウナギだけは食べられない。我が家の定番でもあるが女房子供がウナギだと,何故かしら小生は親子どんぶりに変身する。もちろん自分で作る羽目になるが、時には料理も気分転換になる。
まあ,今晩は好きな枝豆とビールで伝統の巨人阪神戦を鑑賞と思いきや、テレビをつけたら、既に9−0です。堀内監督を責めるのはあきたが、一日も早く誰かに譲りたい心境でしょうね。為替でもポジションの悪い時には誰か肩代わりしてくれる人がいたらと念ずるのですが、そんな奇特な人物はいません。
パソコントラブルも解消せず、7.8年前の旧式PCを駆使して使っていますが、Better than nothing
と言う状況です。
本日も中だるみのような為替相場が続くが、暑いときには忍の一字ですね。
●海外勢も現状では動意が薄い模様であり、益々、明日の米国4―6月期国内総生産(GDP)を視野に入れながらの姿勢ではあるが、いつものように方好感の乏しい意見ばかりである。人民元の話題も一巡し、市場動向も今後の経済指標に注目するしか策はなさそうである。完璧にドル円は112.00〜113.00円、ユーロドルも1.2000〜1.2100のレンジ相場の色が濃い段階である。むやみやたらに動くよりは、投機筋の思惑的な売買に乗じるか、上記のレンジ幅で待機するしか良策はないと思われる。日米中で報復関税も騒がれているようだが、米国側は下院を通して不十分な人民元再切り上げを掲げており、貿易摩擦を含めて激化することは避けられないが、一方中国側では2%の人民元切り上げにより、繊維業界の輸出が大幅減になると牽制しており、米中では一筋縄には収まりそうにない。
●ドル円の調整買いがあるようだが、現実には勢いは感じられない。金利差もあるが、どうしても米ドルロングからの始動が優勢に働く、昨日の米経済指標を見る限りは米ドルの売られる要因が少ないだけに、米ドルロングを勧めるが、今朝方も述べたように買いのレベルが問題であり、112円台前半であれば買えるが,112円台半ば以上では必然的に妙味がなくなるレンジ相場の所以であろう。どちらが有利不利とはいえない状況だけに、112円の買いと113円の売りで割り切るしか策はないかもしれない。弱冠ではあるが政局不安による不協和音が米ドル有利の印象を与えるレベルであろう。
●ユーロドルも同様なことが言え、面白みのない相場と言っていいだろうが、相変わらず海外勢の買いも1.200前後で少々、1.21でまとまった売り方向があると聞くが、状況次第で180度様変わりする姿勢である。少な目のポジションで方向感を見定めてからの始動でも遅くはない。

★ブログも外為グルメにならないように、矢田さん!
忙しいのは解りますが、そんなに美味しい(カロリーの高い)ものを夜遅く食べてると、本選挙では動けなくなりますよ。
追伸:::先週の土曜日24万馬券をゲット。まぐれが続いています。が、喜びも束の間、出来の悪い娘の家庭教師代になりそうです。

プロフィール

鈴木郁雄

Ikuo Suzuki

ケンティッシュジャパン代表

オーバーシーズユニオン銀行入行後、フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず今話題のデリバティブ業務を日本に導入し、ディーリング部門を統括し、多大な成果を挙げる。01年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーとの親密な情報交換し、投資家心理を加えた独自の分析には定評がある。

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