米ドルの買い余地あり! FRB議長議会証言/FOMC議事録の後には
最近は参議院選挙が近いこともあり、アンケート電話が頻繁にかかってくる。いきなりプログラミングされた音声が聞えてくるが、何度も繰返されると不愉快の一言に尽きますね。
相変わらず、マンションの販売、墓地の勧誘、家庭教師の紹介などウンザリするコールも多いですけど、最近特に多いケースは、電話に出るといきなり、『鈴木さんですか』ではなく、別名で『○○さんですか』と間違い電話のふりをして電話を切るケースが多い。先日も同様な電話があり、『○▲さんですか』と聞くので、『ハイ、○▲です』と返事をすると、返って来る言葉は『本当に○▲さんですか』、『ハイ○▲ですよ』と押し問答のような会話がありましたが、この手の電話には有効かもしれません。お暇な方は是非ワントライを! 為替じゃありませんけど、成績の芳しくない方は、時には戦法を変えてみることも一考でしょう。ある意味合いでは為替のプロは年がら年中戦法を変えるのが日常茶飯時ですし、時には遊び感覚のトレードも必要ですね。
▲昨晩はバーナンキFRB議長の議会証言に集約されたマーケットであったが、初日でもあり、内容的にはインパクトが見られず、市場参加者も試行錯誤と言うよりは焦点が絞りにくく、分析不能の状態であり、相場への影響も限定的で終了した。内容的には、原油価格高騰の折、インフレ懸念を残しながら、緩やかな経済成長を見込んではいるが、2007年度と2008年度の景気見通しは下方修正が見られたように、全般的には米ドル売りが先行した模様である。海外からの対米投資の増加にも触れているように、米経済の順調さを論じているが、米ドル安による対米投資拡大とも言われ、米ドル離れを危惧する米国としては、曖昧さが残る議会証言とも言えるが、既に米ドル安が浸透している市場でもあり、米国発の米ドル売り材料としては相応しくないのが現実であろう。
▲今晩も引き続きFRB議長の議会証言があるが、内容的には昨晩とは変わらず、米ドル売り要因を見出すことは難しいだろうが、 本日はFOMC議事録(6月28日分)も公表される予定であり、過去の米ドル推移と照らし合わせてみると、バーナンキFRB議長の証言及びFOMC議事録が発表された後には、米ドルが上昇する割合がかなり高く、米ドルロングも一考したい局面である。特に今回は懸念されたサブプライム問題の深刻化、そしてヘッジファンドの懸念に嫌気がさし、米ドルが弱冠弱含んだ直後だけに、逆に米ドル買いに妙味が生じやすいマーケットであると判断して、ドル円121円台70〜80の買いを勧めるとともに、ユーロドル1.38台20〜30の売りならば、リスクは限定的と判断する。さもなければ、ドル円121.50〜122.50、そして、ユーロドル1.3750〜1.3850の通常のレンジ幅で待機することしか良策は見られない。いずれにしても、憶測先行相場でもあり、最終的には円安と同時に米ドル安に繋がる相場であるが、昨日のNYダウの下落にも市場は神経質な反応を示しており、株価を睨んだ為替相場の認識が必要であろう。臨機応変が要求される局面であり、常にポジション縮小を念頭に参加する事は勧める。難易度が高い相場であるため、安易なレバレッジのかけすぎには注意を払いたい。