G8も為替相場には限定的。。米ドルにも一服感!
今週は家事、洗濯、送り迎え、そして、原稿作成と結構忙しい日々が続いている。なぜならば、奥様がロンドンに出張中? 夢中になっている4人組のイル・ディヴォを追ってロンドンまで出かけている。お嬢様はダイエット中、毎日そばと野菜サラダの健康食を続けているが、4日間も同じ物ばかりだと、さすがに飽きがきますね。為替も同じ通貨ばかり売買していると飽きがくると思いますが、品数は3品に限定したぐらいが、精神的にも楽であるし、勝てる確率も良くなると思います。
明日は奥様を迎えに成田空港まで行こうか思案中。原稿の進み具合で決定の運びなのですが、熟年離婚の予防線としては成田新国際空港の見学も必要かと自問自答しているところです。
▼昨日の日銀金融政策決定会合の金利据え置きは想定内ではあるが、福井日銀総裁の利上げに対する意気込みは感じられるが、今回1−3月期GDPの内容が未だにまだら模様の状況であることから、最終的には海外勢の反応も利上げ観測が更に遠退いた印象があるようだ。一部では早くも4−6月期GDPの減速観測も浮上しており、基本的には日本経済のデフレ懸念が残る中では、今後の利上げ回数が限定的と判断されており、年度内に1%にも満たない金融政策では円キャリートレードの火種を消滅させる難しさに直面していると言えるだろう。それゆえに、再度、機関投資家による円売り基調が忍び寄るマーケットであるが、反面、過度な円安には懐疑的な見方も急浮上しており、一気に円安が加速する状況ではない事も確かである。
市場は既に週末のG8の動向に関心を寄せており、既にヘッジファンドの監視規制を強化する草案があるため、模様眺め主体の相場になると思われるが、今までの米ドルショートの膨張を懸念する余りから、市場は米ドル買い材料には反応し易い状況を作り出しており、相対的には相場の見直し時期に差し掛かっていると判断する。
▼昨日からは米ドルの独歩高の様相は呈しているが、利下げ観測から利上げ観測まで表面化するように、米経済の不透明さは一向に拭えないのが実状であろう。昨日は米長期債利回りが上昇を見せており、一見サブプライム問題も収束感があるとは言いながらも、強い米国を誇示する米要人発言だけでは信憑性が薄いことも確かであろう。
基本的には米経済の減速は続いており、今後の米ドル安の必要性を考えても、米ドルが迷走する局面は避けられないと判断するが、ドル円のレンジ幅を替えるまでには至らず、米ドルの上値の限界が生じるレベルであり、ドル円121円台半ばからの売りを勧める。ユーロドルは軟調地合ではあるが、1.34台の声は魅力的な数字とも言える。安全を期して、1.34台半ばからのロングを勧める