メインは何か?キャリーor 株式、それとも中国経済?
明日から月曜日にかけてのセミナー資料に追われている。今週は相場と同様に落ち着かない日々が続きますが、サラリーマンではないけれども、久方ぶりにゴールデンウィ−クが懐かしくも、恋しくも感じられます。。。温泉旅行といきたいが、書籍本の準備もしなければならず、貧乏暇なし状態が続きそうです。
お暇な方はセミナーで儲け話???を聞いてください。
4月21日 実践セミナー
4月23日 オンラインセミナー
●NY市場は狭いレンジ幅で推移していたが、ロンドン市場での攻防が示しているように、株式市場先導とも言える相場展開であり、株との連動性に関心が寄せられている。 株高⇒円安・ドル安基調が高まる中で、キャリートレードの動向にも振り回されるため、市場関係者もナーバスな展開を余儀なくされているのが現状である。
中国株式市場の下落により、注目されたNYダウであったが、米企業の好業績をバックにして、史上最高値を更新しており、一旦は安堵感も見える相場である。反面、NYダウの買われすぎと言う見解が多々見られるように、本日以降の世界株式相場に再び注目度は集まる事は必死の情勢である。昨日は中国当局もGDPの発表を株式市場終了後に延期したのも、金融引締め観測があり、株式市場の混乱を避けると同時に中国市場の過熱感を配慮した上での発表と言えるだろうが、2月末のようなチャイナショックはないにしても、前回の経験則を踏まえて、慎重な姿勢をとらざるを得ないのだろうが、世界界同時株高に甘んじている瞬間とは言い難い状況である。 おそらく、今回の配慮と警鐘がワンクッションとなり、利上げが実施されたとしても、人民元高と株安基調も限定的な範囲で終わる可能性はあるだろうが、とりあえずは、慎重なストップロスによる防衛的な手段を講じることが賢明である。
昨日はドル円の下値117円台半ばには執拗な買いニーズも散見され、キャリ−トレード志向に衰えは見られない。そして、ドル円が再び118円台に戻した展開になると、キャリートレード続行と解消の発想が生じるだけに、予め想定したレンジ幅での売買が効率的とか判断する。
現段階ではドル円の下値懸念が感じられず、ドル円118円割れでは息の長い円キャリートレードの兆候も見られるが、株式市場の反応を見てからでも遅くは無く、機関投資家による円キャリーの誘惑に負けないためにも、円キャリートレードの分岐点を検証する価値はあるだろう。現段階では117円のキャリー再始動と119円台での手仕舞いと予想するが、安全思考ならば、115と120円になるが、ある程度のナンピン売買も一考しても、リルクは限定的であると判断する。
いずれにしても、現状では円キャリー主導によるクロス円相場ではないと判断するが、ドル円の上値も限定的であり、ドル円119円前後からの売り、買いは118円割れに限定して臨む事を勧める。ユーロドルもこう着感が漂っており、売り買いを強く推奨できないが、海外勢にそって、1.3550の買いと1.3650の売りに徹底することも良策であり、同レベルからの売買を勧める。
▼輸出企業の断続的な売りが118円台半ばから実施されている模様。同時に同レベルでは新規の売りと損失確定買いも散見され、かなり微妙な展開である。下値も限定的であるが、上値も限定的と判断し、118円の買いと119円の売りで短絡的に待機するのも一考である。一方、輸入企業の買い姿勢には、買い急ぎが見られず、現状でも118円割れからの始動が散見される。総じて、不安定な株式市場の経緯を見ながらの始動と見られるが、株価も軟調に推移すると判断し、118円台前半の買いを推奨する。 本線としては119円前後のショートが賢明であろう。
▼クロス円はドル円次第の状況であり、現段階では落ち着きを見せてはいるが、更に円売りを敢行する地合でもなく、次第に上値の重さが生じているマーケットである。ユーロ円162円の売りを勧めるともに、豪ドル円99円台半ばからの売りを勧める。そして、買いは自重する事を勧める。