積極的なストップロスを!
●不可解な売買が続く時には戻りも早い展開になるケースが多く、ストップロスを間近に置けば逆張り作戦も効果絶大になる。ストップロスを置く時に安易に50ポイント、100ポイント離れて,漠然と置くことに問題があり、おそらくストップロスがついて清算となるケースが多く、積極的なストップロスの行使ではなく、負けを前提にする手段とも言える。ストップロスを置く際にはある程度自信のある売買でなければ成功はしない。仮に112円の売りに自信があるのであれば、112.20~30にはストップロスを置くことが肝心である。仮にストップロスがついた時には反省とともに学習効果も身につく。単に112.50や113.00置くことは損失を制限させてはくれるが、次のステップを取り入れることは難しくなる。一番困るのがストップロスばかりにこだわるため、常に不安心理ばかりが付きまとい、冷静に判断ができなくなり、最終的に神頼み的な発想になることだろう。その際には小休止が必要である。金融機関のディーラーにも言えることだが、職業柄、毎日売買を繰り返していることがパフォーマンスであり、本来のディーラー象ではない。年間を通しても勝負時は意外と少なく、売買の回数も少なくなるが量は多くなるものである。
★一連の経済指標を見る限りは米?優勢の相場が続くと思われるが、再度米?ロングの膨らみが更に増す恐れもあり、常に急落を想定しながらの米ドル買いが賢明である。また米ドルの上昇も緩やかになるレベルだけにポジションを膨らませることなく、適宜にストップロスを配慮しながら売買を繰り返すことが望まれる。ドル円の下値も堅調であり、111円台の前半の買いと112円台半ばの売りを推奨する。ユーロドルは完全に往って来いと言う展開であり、マーケットに対する喪失感もあり、かなり流動的な動きも予想され、レンジを拡大して臨むことが賢明であろう。12000~1.2200で様子を見ることを勧める。