三者三様の流れ?円安ではなく、米ドル安批判が的を射ている。
現在はパソコンWindows Meを使用中なのですが、新発売のWindows Vistaには興味が注がれる。格段の差があるのだろうかと自問自答している。使いこなせなければ意味がないのは承知でも、四六時中使用しているPCも6年年となると卒業レベルなのかもしれない、しかし、資料作成が多いためか反応スピードが落ちているのが実感する。そして、フリーズすることもしばしばあるとなると限界かもしれない。但し、資料を保存し、新しいPCに移行する面倒臭さを考えると躊躇するが、実際には潮時なのかもしれません。為替では損切りの潮時が大事であるが、実際には捨てきれない愛着心も過ぎります。この一瞬の迷いが仇となることもしばしばあります。先ずは余裕資金がなければ為替に勝てないように、先ずは懐具合に相談しなければなりません。
●市場は今晩の米雇用統計を飛び越えて、来週のドイツで開催されるG7財務相・中央銀行総裁会議の動向に関心が寄せられている。先のポールソン米財務長官の円に対する発言が円安警戒から円安容認に傾斜しており、欧州勢の円安批判を擁護する見解が浮上している。
超低金利政策続行を促している米国としても、日本政府に対しても、ある程度の円安容認はしなければならない。しかし、現実には米金利の上昇と共に、金利格差が拡大した既成事実がありながらも、直近のドル円相場の年間変動率が示しているように、米国側から見れば、円安レベルとは言えない。但し、今回のような先進国が一同に会するG7と言う名目上、米国としても世界規模の協調性を求められるため、過剰な円安には注視せざるを得ない立場であろう。それゆえに、欧州勢に賛同する可能性も否定できないため、円高調整を視野にいれる必要はあるが、現状では下値を脅かす状況でもなく、ドル円120円割れの事態が生じてからの決断しても遅くはない。日米欧の立場上の相違が為替相場を決定するわけではないが、以下のような思惑がらみの相場に化しているだけに、難易度も高まるが、フットワークを重視し、ポジションの軽減を図ることが賢明であろう。
1)ユーロ圏側では世界第2位の基軸通貨を誇示するためにも、基本的にはユーロドルの上昇を受け入れる体勢であるが、ユーロ経済の発展と共に、今後のユーロ圏の新規参入国を考慮しても、ユーロ通貨の安定性を計る必要はあり、貿易不均衡が生じる円安に言及しなければならない。今後とも過小評価された円安批判は続くであろう。
2)米国側の立場としては、ドル円相場は弱冠の米ドル高、人民元は切り上げには時間を要するが、確実に米ドル安に移行し、そして、対欧州通貨でも米ドル安が進行している現状を察すれば、為替問題には特に言及もしたくもないし、強い米ドルを主張できる現状であれば、特に注文も無いのが実状であろう。
3)日本側としては、各国との金利差がある以上、円安批判は承知の上であろうが、株式相場にも好影響をもたらし、現状の円安に不満があるはずがなく、今後もキャリートレードに対する警鐘は鳴らし続けるであろうが、米国を味方につけて、単に傍観するぐらいしかできないだろう。
▼補足的になるが、一番警戒しなければならないのは、実現性は少ないが、更に円安が進行すれば、ユーロ圏側からのユーロ円の介入姿勢が示唆された時かもしれない。
ドル円相場も今晩の米雇用統計の改善期待からは120円台前半では根強い買いが散見され、比較的米ドルロングに安心感が生じている。同レベルの買いを推奨するが、売りは121円台半ば前後に照準を当てたシナリオで臨む事を勧める。
ユーロドルも1.300前後の攻防と判断するが、円安批判をしているようでは、上値の重さもあり、利上げにも不透明さが残る現状では1.30台半ばのショートであれば、リスク限定と判断し、同レベルの売りを勧める。
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