円高には時期尚早か?120円割れが必要だが。
最近はストレス解消?のため一人で映画館に出向いている。昨日も先週の硫黄島からの手紙に続き、『ディパーテッド』レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンが主人公の警察官とマフィアとして熱演していたが、名優ジャック・ニコルソンがマフィアのボス役として登場したが、さすがに彼の演技で映画に緊張感が走り、結構面白かったですね。最近映画鑑賞の穴場として、平和島シネマサンシャインを利用している。客も少なく、シートも結構ゆったりしている。駐車場完備で4時間まで無料と長時間の映画に最適です。レポートの合間に車を飛ばして束の間の楽しみです。通称『ビックファン平和島』と呼ばれており、目の前には競艇場があり、映画館はもちろん、ドンキホーテ、パチンコ、ボーリング、バッティングセンター そして温泉まである。お好きな方は24時間遊べるらしいが、何でもかんでも揃っていることが良いとは思いませんが、為替市場の通貨ペアの氾濫状態と比較すれば、数の上ではたいしたことはないのかも知れません。基本的にはお勧めしませんが、遊び感覚で南ア通貨程度までに抑えるべきでしょう。 ノルウェー、メキシコと万国旗のような通貨構成になることに疑問を感じますね。ほどほどに。
▼昨日の乱高下が示しているように、キャリートレードの円安に対する警戒心の表れでもあるが警鐘の域を脱していないと判断するが、久しくなかった円高に狼狽した円買いも殺到した割には、大きくマーケットの方向性を変えるには至っておらず、単に右往左往した展開に過ぎないと見るべきであろう。昨日も指摘したが、キャリートレードの本格的な手仕舞いには利上げ実施が必需品でもあり、底堅い円売りも実証された展開と判断する。
一部メディアから、G’7財務相・中央銀行総裁会議が来月9日からドイツで行なわれるため、欧州側から円安問題が討議されると報道されたが、円キャリートレードの巻き戻しの危険性を福井日銀総裁が述べた直後だけに、あまりにもタイミングのよい言動であったと言えなくはない。前々から、G7では人民元の切り上げに関しては討議されており、事実上は貿易不均衡を前提とした円安批判もあったが、日本経済の回復基調に応じた、超低金利政策の続行を促していた関係もあり、ある程度の円安を容認し、猶予期間を与えていた事情を考えると、特に新鮮味のある話題でもないだろう。相場の柔軟性を求めているG’7としても、中国人民元との比較では、人為的な介入をしていない円相場でもあり、人民元と同等のレベルで論じることが出来ないジレンマが存在しているはずである。
しかしながら、今回の一連の流れから、ドル円122円前後の上値の重さを意識しなければならず、当面はドル円の上値の物差しになると考慮することは必要である。
▼いずれにしても、円金利の動向が急変する情勢でもなく、ドル円の下値も限定的と言わざるを得ないが、先週の異常なIMM先物通貨の円ショートポジションが縮小に転じることも予想され、同時にユーロドルを始めとした、高金利通貨のロングも縮小傾向が見込まれることから、もう一段の円買局面が生じてからの円売り始動が賢明であろう。レベル的には120円割れを意識した展開になると思われるが、同レベルからの円ショートであればリスクも限定的になると判断する。 現状ではドル円の121円台半ばの売りを推奨するが、買いは120円半ば割れまで自重することを勧める。 ユーロドルも1.300台の上値の重さがあり、原油価格の不安定な動きも生じていることから、レンジ幅を拡大するイメージが必要であるが、1.30台の売りと1.29前後の買いで様子を見ることを勧める。