不確実性要因が満載!相場の動意待ち?
予想レンジ
ドル円 104.00〜105.30
ユーロ円 123.20〜124.50
ユーロドル 1.1750〜1.1880
豪ドル円 75.50〜76.80
****************************
市場は米大統領選を終えたものの、未だに結着しておらず、市場全般が悶々としている。その中、市場ではワクチン開発への期待の高まりつつあるが、不確実性要因が多々あり、短期筋としても、安易にどちらにもポジションを傾けづらい相場環境に直面している。その中、米国債利回りの上昇好感し、一時ドルを買い戻す動きが強まったものの、短期筋及び投機筋からはポジション調整売りが随所に散見されるなど、相場自体は狭いレンジ幅での攻防を強いられている。そして、米国株式市場ではNYダウ平均株価が前日比399ドル高と再び30,000ドルトライが視野に入りつつあるが、米国では新規コロナ感染者数の激増中であり、一部の州では都市封鎖に追い込まれる可能性も浮上しており、拙速的にドルを買い戻す雰囲気は削がれていると言わざるを得ない、引き続き相場が大きく動意づくまでは直近のレンジ幅を拡大し、待機策に努めることが賢明であろう。
一方、ドル円は徐々にリスク回避の円買いを背景に、徐々にドル円105円台が重石になっているが、基本的には米金利の優位性は揺らいでおらず、短期筋としても、下値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ドル円104.00〜105.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルはECBの追加緩和策は織り込み済みであるが、米ドル売りに助長され底堅い展開を見せている。ただ、ユーロドル1.19前後では利益確定売りやポジション調整売りが満遍なく控えており、上値は限定的になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1750〜1.1880を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。