注目は再び大統領討論会も期待薄!?
予想レンジ
ドル円 104.80〜106.00
ユーロ円 122.80〜124.00
ユーロドル 1.1680〜1.1800
豪ドル円 73.80〜75.00
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市場では大統領選挙の行方や22日に討論会に注目せざるを得ないが、コロナウィルス感染拡大懸念が再燃するなど、様々な不安材料や憶測が飛び交い、安易に仕掛けづらい相場環境に陥っている。その中、株式市場ではNYダウは
前日比112ドル高と反発、米債券利回りも再び上昇過程にあり、短期筋としても、拙速的なドル売りには慎重になっている。そして、一部報道ではワクチン開発が11月下旬までには緊急使用許可を申請する用意ができると伝えられているが、未だに共同開発の段階にあり、どこまで信ぴょう性があるかは未だに懐疑的である。引き続き過剰期待することなく、相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。
一方、ドル円は相変わらず、リスク回避の円買いが優勢ではあるが、105円台半ば前後で方向感のない展開を強いられている。いずれにしても、ここ数カ月間狭いレンジ幅での攻防を繰り返している関係上、引き続き直近のレンジ幅ドル円104.80〜106.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。
他方、ユーロドルはECBによる利下げ期待が根強いが、マイナスの中銀預金金利を深堀舌等しても、副作用になるとの見方が支配的であり、追加利下げの可能性は低いと見なした方が無難であろう。そして、ジョンソン英首相はEUと合意できる可能性は低いと判断し、合意なしにEUの単一市場と関税同盟を離れる準備をする旨まで言及しており、ポンドと同様に買い戻しの動きも後退している。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1680〜1.1800を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。