不安材料満載中!米ドル主導の展開継続?
予想レンジ
ドル円 105.00〜106.30
ユーロ円 122.50〜123.80
ユーロドル 1.1600〜1.1730
豪ドル円 74.00〜75.30
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本日から米大統領再選に向けて、前哨戦である米大統領候補の第1回討論会が行われるが、これから9月の米雇用統計の発表などを控えており、マーケットへの影響は限定的と思われる。その中、米国株式市場ではNYダウが前日比410ドル高と大幅続伸、米債券利回りも下げ止まり、そして、ユーロ圏での新型コロナウィルス感染拡大の再燃も重なるなど、相対的にドルを買い戻しの動きが優勢になっている。
一方、ドル円は心理的節目ドル円105円台を維持しているが、米大統領選の行方や英EU離脱問題などの不安材料を抱えており、拙速的に上値を追う難しさがある。ただ、有事のドル買い志向も根強く、ドル円相場はある意味ではジレンマ状態に陥っている。引き続き相場が動意づくまでは、直近のレンジ幅ドル円105.00〜106.30円を重視し、どうレベル前後からのナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルはラガルドECB総裁が欧州議会で証言、ユーロ高はインフレ率を下押しする見込みであるが、必要に応じ全ての手段を調整する用意あると言及、また、具体的なユーロ相場の水準についてはコメントしないが、ECBはユーロの動きを極めて注意深く監視していると述べ、暗にユーロ高をしている。引き続き戻り売り優先し、レンジ幅ユーロドル1.1600〜1.1730を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。