ドル安現象継続!反転時期近し?
予想レンジ
ドル円 104.80〜106.30
ユーロ円 124.80〜126.30
ユーロドル 1.1830〜1.1980
豪ドル円 76.80〜78.30
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市場では安倍首相の辞任を受けて、本邦ではポスト安倍に注目が寄せられてはいるが、米国株式市場では先にパウエルFRB議長が金融当局はより長い期間にわたって緩和政策を維持する姿勢を見せたことを受けて、NYダウが前日比161ドル高と反発する中、S&P500種は6営業日連続で過去最高値を更新、ナスダック総合指数もこの日高値を更新している。市場予測としてはコロナショックの影響を背景に、世界的なパンドミックを踏まえて、常に株式市場の暴落が意識されているが、幾度となく予想を覆している市場であり、安易にポジションを取りづらい相場環境にある。相対的にはコロナ下における手元流動性資金が過剰になっていることが改めて認識されているが、もう一段の株高局面も想定せざるを得ないが、米債券利回りが上昇しており、過剰流動性資金が株式市場から債券市場に流れる日も近いのかもしれない。その中、為替市場ではドルの調整売りが優勢になっているが、相対的には違和感が残るドル安局面であり、現状レベルからのドルショートは自著局面と見なした方が無難であろう。
一方、ドル円は再びドル円105円割れトライを目指す展開ではあるが、日米金利差及び米株高傾向を背景に、過度な円高は望みにくい外部環境にある。ただ、株高が円安に波及していない関係上、引き続きレンジ幅ドル円104.80〜106.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルはドル売りに助長される中、1.19台を回復しているが、依然として、ユーロドル1.20前後が抵抗レベルになっており、過度なユーロ高期待は自重局面にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1830〜1.1980を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。