先行き不透明感が顕著!相場の動意待ち継続?
予想レンジ
ドル円 105.30〜106.50
ユーロ円 124.30〜125.50
ユーロドル 1.1750〜1.1880
豪ドル円 75.20〜76.50
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米国株式相場はハイテク株を中心に軒並み続伸する中、米経済指標が堅調だった事も好感され、ドルを買い戻す動きが優勢になっている。ただ、米債券利回りが再び低下傾向にあり、そして、依然として、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなど、相対的にドルロングを更に積み上げる難しさも同居している。とは言え、世界的にパンデミック(世界的大流行)に収束感が見られていない中、ワクチン開発期待も日々増幅するなど、市場には悲観論と楽観論が渦巻いているだけに、当面、直近のレンジ幅で売買を模索する事が賢明であろう。
一方、ドル円はリスク回避通貨としての優先順位は、米中対立構造が激化している以上、米ドルに次ぐ安全資産として捉えられているが、反面、トランプ政権の存続が疑問視されるなど、米ドルの推移が流動的であるため、安易にどちらにも仕掛けづらい相場環境にある。引き続きレンジ幅ドル円105.30〜106.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルは弱い経済指標も手伝い、ユーロドルの戻りの鈍さにも繋がっている。また、ユーロドルロングが警戒レベルまで積み上がっている関係上、改めて上値の重さが意識されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1750〜1.1880を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。