コロナウィルス収束感なし!一喜一憂する展開?
予想レンジ
ドル円 106.50〜107.80
ユーロ円 121.50〜122.80
ユーロドル 1.1350〜1.1480
豪ドル円 74.30〜75.50
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米国内での新型コロナ感染者が7万人超と1日当たりの増加数としては過去最多を更新、死亡者数も千人に迫る勢いであり、あまりにも急ピッチの増加にドルロングを手仕舞う動きが優先されている。ただ、米国株式市場ではNYダウが小幅下落しているが、けん引役のナスダックは堅調に推移、そして、米10年債利回りも0.6%台を維持しており、拙速的にドルを売り下がる相場環境とは言い難い、その中、米中覇権争いが潜在的な世界経済の重石になっている以上、安易にドルロングを手仕舞う難しさもある。引き続き直近のレンジ幅の中で売買を模索することが賢明であろう。いずれにしても、コロナウィルスに収束感がみられていない以上、今後も、コロナワクチン開発などの憶測などを踏まえて、一喜一憂させられる展開が想定できるだけに、引き続き相場が大きく動意づいてから始動が賢明であろう。
一方、ドル円は東京圏でのコロナウィルス感染拡大懸念が市場の圧迫要因になっているが、コロナとの共存体質に踏み切っている以上、総じて、過剰反応している嫌いがあるが、引き続きレンジ幅ドル円106.50〜107.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルは欧州連合(EU)首脳による新型コロナウィルス復興基金案を巡る協議は難航しているはずであるが、ドルの調整売りに助長され、ユーロドル1.14台を回復している。ただ、ほぼ4ヵ月ぶりの高値圏であり、1.1前後が抵抗レベルにあるだけに、一旦調整売りが優勢と判断し、レンジ幅ユーロドル1.1350〜1.1480を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。