視界不良の相場展開継続中!?
予想レンジ
ドル円 106.80〜108.00
ユーロ円 120.30〜121.50
ユーロドル 1.1180〜1.1300
豪ドル円 74.00〜75.30
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東京都内でのコロナ感染者数が4日連続で100件を上回り、警戒感を強めているが、世界保健機関(WHO)によれば、全世界の新たな新型コロナ感染件数は1日だけでも新規感染者が20万件を超えるなど、米国並びに中南米での感染拡大が深刻化しており、市場は米ドルの動向次第の展開を余儀なくされている。基本的にはドルを拙速的に買い上がる雰囲気は希薄になってはいるが、中国の身勝手な一連の行動に関して、中国包囲網が現実味を帯び始めるなど、市場は不安定な世界経済を横目に、安全資産の円買いと共に、有事のドル買い志向に傾斜している。ただ、中国では香港問題、ウィルス感染拡大懸念、そして、三峡ダムによる大洪水、米国ではウィルス第2波を含めて、
一方、ドル円は相も変わらず、ドル円107円台半ば前後で一進一退の展開を強いられているが、相対的には株価との相関性の無さ、欧米でのウィルス感染拡大懸念、そして、米中対立構造の激化を背景に、円を買い戻す動きが優勢になっている。引き続き直近のレンジ幅ドル円106.80〜108.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルはドル売りに助長され1.12前後では底堅い展開ではあるが、更に買い上がる材料もなく、動意待ちの段階は否めない。引き続き直近のレンジ幅1.1180〜1.1300を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。