ウィルス対策に悲喜こもごも!直近のレンジ幅で対応?
予想レンジ
ドル円 107.00〜108.30
ユーロ円 115.50〜116.80
ユーロドル 1.0750〜1.0880
豪ドル円 68.00〜69.30
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トランプ大統領が4840億ドル(約52兆円)の包括的救済法案に署名し、NYダウ平均株価は円実日260ドル高と反発、その中、新型コロナウイルス対策として、今現在実施しているロックダウン(都市封鎖)には様々な意見が回遊しているが、一般的には性急な解除に警告を発した見解が多いが、ペンス米副大統領は、米国の新型コロナウイルス流行は5月25日のメモリアルデー(戦没者追悼記念日)までに終息する可能性があるとの考えを示し、また、6月初旬までには、米国の大半でこの流行は過ぎ去っていると確信する旨を発しているが、ただ、根拠が不明なだけに市場自体の反応は懐疑的と言わざるを得ない。
一方、ドル円はリスク回避のドル買いと円買いに挟まれ、ドル円107円台半ば前後で膠着度を強めている。相対的にはウィルス感染拡大の進捗状況次第であろうが、既に悪材料が織り込まれている相場環境にあり、拙速的に下値を模索する状況ではなく、引き続きレンジ幅ドル円107.00〜108.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
他方、ユーロドルはコロナショック後も乱高下が続いていたが、ユーロドル1.08前後で漸く落ち着きを取り戻しつつある。とは言え、米ドル主導の展開であり、ほぼ蚊帳の外状態に近く、引き続き直近のレンジ幅を重視し、ユーロドル1.0750〜1.0880を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。