コロナウィルス暴走中!波乱含みの展開継続?
予想レンジ
ドル円 107.00〜109.00
ユーロ円 119.00〜121.00
ユーロドル 1.1030〜1.1230
豪ドル円 65.00〜67.00
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米国での新型コロナウイルス感染拡大が深刻化する中、遂に発生源の中国を抜いて、米国の感染者数は世界最多まで広がっている。その中、NYダウ平均株価は前日比915ドル安と急落し、また、米10年国債の利回りが0.67%台まで低下しており、当初のリスク回避による米ドルロングの積み上がりが、今回はドルロングの解消売りに繋がっており、市場参加者としても更に困惑度を強めている。先に米議会では2兆ドル規模の大規模経済対策を可決し、トランプ大統領も即座に法案に署名したが、ウィルス対策に進展の兆しがない限り、拙速的な売買は自重せざるを得ない状況にある。ただ、潜在的なドル買いニーズは健在であり、一時的なドル売り局面と捉える方が無難であろう。
一方、ドル円は現状のウィルス感染の進捗状況を見る限りは、円が安全通貨と見なされており、上値は限定的であるが、市場全般がストップロスやポジション解消主導で乱高下しており、加速的な円買いや円売り場面が予想されるだけに、通常よりもレンジ幅を拡大し、ドル円107.00〜109.00円を重視し、どうレベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルはドルの調整売りを背景に底堅い展開ではあるが、更に買い上がる材料は皆無に等しく、引き続き戻り売りを優先すると共に、レンジ幅ユーロドル1.1030〜1.1230を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。