年明けに注意も一旦小休止!?
予想レンジ
ドル円 109.00〜110.00
ユーロ円 122.00〜123.00
ユーロドル 1.1130〜1.1230
豪ドル円 76.00〜77.00
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先の米中通商協議の合意を好感する中、年末の米商戦の順調な結果が伝わると共に先行き景況感を強めており、株式市場も底堅い展開が予想されている。引き続きドルショートに転じる難しさがあるが、本日は東京市場が実質的に年内の仕事納めの関係上、動き自体は限定的にならざるを得ないだろうが、相対的に市場を取り巻く環境が米中の覇権争いを筆頭に、英EU離脱交渉、そして、連日史上最高値を更新している米国株式市場に対する高値警戒感などの不安材料が回遊しており、年度末を控えて、ポジションの手仕舞いが優先されやすい展開であり、相場が大きく動意づいてからの逆張り志向が一考であろう。
一方、ドル円は年末を控えて市場参加者が激減しており、多少の上下動はあるもののドル円台半ば前後で方向感の乏しい展開を強いられている。引き続きドル円110円台の上値の重さが意識されるが、レンジ幅ドル円109.00~110.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
他方、ユーロドルは米中の合意が中国経済に依存している欧州経済にも好影響を与えるとの見方も浮上しており、ユーロドルの押し上げ材料になっている。反面、ユーロショートの積み上がりによる一過性の買戻しとの見方もあり、更なる上昇局面では一旦清算入りと見なした方が無難であり、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1130~1.1230を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。