米中貿易一段落!先行き不透明感残す?
予想レンジ
ドル円 109.00〜110.00
ユーロ円 120.70〜121.70
ユーロドル 1.1030〜1.1130
豪ドル円 75.00〜76.00
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米国株式市場が連日のように最高値更新している関係上、全般的に米ドルを買い戻す動きが強まっているが、反面、高値警戒感も同時発生しており、拙速的にドルを買い戻す相場環境には至っていない。その中、市場はドル円110円前後、そして、ユーロドル1.10前後が抵抗線との見方が少なくなく、為替相場自体は株価や債券利回りの動向には反応薄になっている。その中、トランプ大統領は習主席と貿易合意については順調に進んでおり、正式な署名が準備されていると述べている。そして、習主席からも米中の第1段階の合意は相互尊重において進展した旨を述べており、引き続きトランプ大統領とコミュニケーションを続けることを強調しており、当面、米中貿易問題は小休止の段階にある。相対的にはリスク回避的な動きは後退していると同時に、クリスマス休暇や年度末相場が意識されており、引き続き直近のレンジ幅でじっくり待機策に努めること賢明であろう。
一方、ドル円は引き続き110円前後では実需や利益確定売りが控えており、ドル円トライには慎重になっている。ただ、相対的には調整主導の展開であり、引き続きレンジ幅ドル円109.00〜110.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買に特化することも一考であろう。
他方、ユーロドルはドル買い戻しとポンド安が影響する中、引き続き戻り売りが優先されてはいるが、あくまでも調整的な推移であり、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1030〜1.1130を重視し、同レベル前後からナンピン売買が無難であろう。