米中対立構造を睨み動意待ち継続!?
予想レンジ
ドル円 109.00〜110.00
ユーロ円 120.30〜121.30
ユーロドル 1.0970〜1.1070
豪ドル円 73.50〜74.50
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米中通商協議を巡り、市場には依然として、不安と期待が渦巻く中、相対的に為替相場は調整色を深めている。その中、米国市場は年末商戦の関係上、相対的に動意薄の展開を余儀なくされているが、米株式市場は連日の史上最高値の更新に対する警戒感を踏まえながら、NYダウ平均株価は前日比112ドル安と冴えない展開を見せている。ただ、節目の28,000ドル台を維持しており、そして、米債券利回りの下げ止まっており、改めて堅調な米経済が意識されると共に、引き続きドル買い優勢の展開と見なした方が無難であろう。
一方、ドル円は米中通商協議を横目にドル円109円台半ば前後で膠着度を強めているが、短期筋としても米中の対立構造を見極めない限り、拙速的な売買は手控えざるを得ない状況に置かれている。未だに実需売りや利益確定売りがドル円110円前後で散見されており、110円トライには慎重になっており、引き続きレンジ幅ドル円109.00〜110.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。
他方、ユーロドルはポンドの下げ止まりや割安感を踏まえて、ユーロドル1.10台を維持しており、拙速的な下値トライには慎重になっている。引き続き妙味に乏しい展開は否めないが、無理をせずに直近のレンジ幅ユーロドル1.0970〜1.1070を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。