未だにストップロス優先の展開!一巡するまで待機策?
予想レンジ
ドル円 107.50〜109.30
ユーロ円 122.80〜124.30
ユーロドル 1.1330〜1.1480
豪ドル円 76.50〜78.00
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米政府機関の閉鎖が続く中、先週末に発表された発表された12月米雇用統計の非農業部門雇用者数が予想18万人増に対して、31.2万人増と昨年2月以来の大幅増となった事を好感し、市場は素直にドル買い及び円売りに反応してはいる。ただ、ドル円相場が想定外のドル円105円前後まで急落した反動買いが含まれており、市場は依然として、リスク回避の動きに右往左往している現状と言えるだろう。当面、ストップロス売買が一巡するまでは、拙速的にドルを買い戻す雰囲気には至っていないと判断するのが順当であり、ドルの戻り売りに焦点を当てた戦略性が求められる。
一方、ドル円は瞬間的にもドル円105円割れが生じたことから、当面の下値として意識されている反面、悪材料の出尽くし感を踏まえた買戻しの動きとしてドル円110円台も視野に入れる必要性がある。現段階では日米欧のみならず、中国も株価の低迷に対する対応が急を告げており、相対的には株価の持ち直しが期待されており、当面、レンジ幅ドル円107.50~109.50円重視で対応することが賢明であろう。
他方、ユーロドルは1.14前後で一進一退の展開が続いているが、ユーロ圏を巡る不安材料が山積しており、引き続き戻り売り優先の展開を強いられている。ただ、米ドル主導の展開の中、米国自体に米中貿易摩擦や政府機関の閉鎖などの難題を抱えており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にあるだけに、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1330~1.1480重視で待機することが得策であろう。